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ガミースマイル治療は保険適用される?適用条件や治療にかかる費用とは

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ガミースマイル治療の保険適用について

笑った時に歯茎が出てしまうと、笑顔を見せるのが嫌になってしまいます。歯茎が出てしまう笑顔を「ガミースマイル」と言いますが、改善できるものなので落ち込む必要はありません。しかし、心配なのは治療にかかる費用です。保険が適用されるかどうかについて、これからご紹介していきます。

ガミースマイルとは

ガミースマイルとはニッと笑った時に上唇がものすごく上がってしまい、歯茎の大部分が露出してしまう状態を言います。言いにくいことですが、歯茎が出過ぎると見た目が決して良いとは言えません。しかも、笑顔に自信がなくなって笑えなくなることもあるそうなので、とても大きな問題です。

ガミースマイルの治療には大きく分けると3つあります。それは、美容外科手術と歯科矯正、ボトックス注入です。筋肉や骨、歯の中で、どれが原因で起こっているのかによって、最適な治療法は変わってくるということです。

ガミースマイル治療が保険適用されるケースとは?

ガミースマイルを改善するのに高額では困るのですが、審美的な目的の場合では基本的に保険が適用できないようになっています。ただし、普段の生活に支障がある場合、それを治療する必要があると判断された場合では保険が適用になることがあります。例えば、他の疾患があって、それを治すための施術がガミースマイルを改善する歯肉整形だった場合は、保険が適用されることがあるということです。基本的には見た目を重視した施術なので、保険適応は難しいというのが実情のようです。

保険適用と保険適用外での費用の比較

保険適用外の費用の相場ですが、美容外科手術の場合は粘膜切除術で平均額が263,000円前後、上唇挙筋切除術では275,000円前後となっています。歯科矯正の治療ではインプラント矯正で60~150万円、ボトックス注射では105,000円前後となっています。このように保険適用外であれば自由診療となり、クリニックが決めるため非常に高額になってしまいますが、保険が適用されると3割負担となるため、自己負担額が安くなるので治療を受けやすくなります。

ガミースマイル治療の種類

①美容外科手術

美容外科手術の適応は、歯茎のせいで思い切り笑えないなど精神面で苦痛を感じている、歯列矯正をしても歯茎の露出が改善しなかったなどです。
ガミースマイルは上唇と歯茎の間が広過ぎることで起こるので、手術では上唇と歯茎の間隔を狭め、バランスの良い上品な口元に持っていきます。具体的には、粘膜を切除したところの上唇と歯茎を密着させて縫い合わせます。唇の裏側の手術を行うので外見でわかる傷はできません。しかし、手術は手術なので術後は3日〜1週間程度腫れ、日常生活での制限は出てきてしまいます。

②歯科矯正

骨と歯に原因がある人は、歯並びを整えるインプラント矯正による治療法がおすすめです。上顎にインプラントを埋め込み、埋め込んだところを支点として歯を動かしていく矯正方法です。前歯部だけを上方に動かすことができ、効率良く治療していく方法です。ガミースマイルが治る効果だけでなく、歯並びも同時にキレイになるため、美しい口元になれる方法でもあります。後戻りせず、ダウンタイムがないというメリットがありますが、16歳以上でなければ受けることができません。

③ボトックス法

ボトックス法は、上唇挙筋にボツリヌス菌を注射して筋肉の動きを抑制し、上唇があまり上がらないようにする方法です。一般的に小鼻の横辺りに注射針を入れるようです。ボトックス法は一度の注射で効果は持続しないので、何度か繰り返し注射することで効果が出るようになり、持続もするようになります。効果の目安は最初は3~4か月程度、繰り返すと半年程度持続するとされていますが、注射を中断すると元に戻るそうです。ただし、注射だけで切らない方法であるため、体への負担がとても軽い方法です。

ガミースマイル治療が保険適用かどうか確認しておきましょう

ガミースマイルは歯茎が見えてしまい、性格を左右してしまう深刻なものです。治療法は美容外科手術と歯列矯正、ボトックス注入などがあります。基本的に保険適用外となりますが、他に疾患がある場合は保険適用になることもあります。

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