アゴ(アドバンス)

顎プロテーゼが術後にずれることがある?ずれないための予防法とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

顎プロテーゼのずれについて

フェイスラインを整えて顎をシャープに見せたいときなどに行われるのが顎プロテーゼですが、手術後に安定して仕上がったといえるようになるまでの間にずれることがあって、再施術になる人もいますからずれる訳や対処法についてこれから説明していきます。

顎プロテーゼは術後にずれる可能性がある

空間を作って顎プロテーゼを挿入するため、骨となじみ周りの組織が癒着したり被膜ができたりするまでの間はちょっとしたことでずれる場合があり、手術に問題があったかあるいは手術後の行動によっても起きる可能性があります。

顎プロテーゼがずれる原因

①施術に使用されたプロテーゼが粗悪な素材だった

デザインに合わせて挿入する前に加工し形を整えたうえで使用されますが、もともとプロテーゼが粗悪な素材であった場合には骨や周辺の組織とうまくなじむことができず、普通よりもずれる可能性がある期間が続いてしまうことが原因です。

②術後の過ごし方が悪く、顎に負担がかかった

手術後の過ごし方として医師から注意事項を伝えられますが、最低限守らないと顎プロテーゼがずれる原因になってしまいます。激しい運動をしたり顔のマッサージをしたりすればまだ定着していないプロテーゼが動いてしまうのは当然ですし、クセにも注意しなければなりません。

③顎の筋肉の動きにプロテーゼが押された

安定するまで食べない誰とも話さないというわけにもいきませんから、注意しながら食事をしたり会話をしたりしなければなりませんが、よく噛まないと食べることができないものや頻繁に会話すると筋肉が活発に動きますから顎プロテーゼが押されてずれる原因になります。

④挿入から長い年月が経過してずれてきた

顎プロテーゼが安定して完成したといえる手術後3か月から6か月経過していたとしてもずれることがあって、生活習慣や骨の状態あるいは加齢に伴い骨格の変化が出てきて負荷がかかり続けることで、挿入から長い年月が経過してずれてきてしまうことがあるので注意が必要です。

顎プロテーゼがずれてしまった際の対処法

顎プロテーゼを挿入したばかりでずれている感覚があるなら、すぐに施術を受けたクリニックにいて診てもらうべきで、状況によっては外側から元の位置に戻せる場合もあるからです。

手術後ある程度期間が経っているなら対処方法として抜去し、正しい位置に戻るように再挿入できます。再び顎プロテーゼを入れてずれることが心配であるなら、ヒアルロン酸注入で形を整えることもできますから医師とよく相談して後悔しないように対処しましょう。

顎プロテーゼがずれないようにする予防法

①腕の良い先生に施術を行ってもらう

腕が良い先生であれば顎プロテーゼを挿入する空間を無駄に広く作らずに対応することができるため、ずれるリスクを最小限に抑えることが可能になります。これまで経験を積み重ねてきて、信頼できる技術を持ち腕の良い医師による施術を行ってもらいましょう。

②施術の際にプロテーゼがずれないように固定してもらう

どこのクリニックでも手術後は顎プロテーゼがずれることがないよう固定しますが、テープで行うところがあればサポーターを使う、糸で外から固定するところもあります。顎は顔の表情や口と連動して動きやすい部分ですから、ずれないようにしっかりと固定できる方法をとってもらえれば安心です。

③術後1週間~10日前後は固定し、必要以上に動かさない

手術後1週間から10日前後まではずれる可能性が高い期間ですから、顎プロテーゼをしっかりと固定するだけでなく、あまり顎や口を動かさなくて済むようにすることでずれさせずに済みます。

咀嚼回数が少なくて済む食べ物にする、会話も必要以上に話さないなど少しの間だけ我慢しましょう。

④安定するまではこすったり強く触ったりしない

違和感や腫れに痛みあるいはかゆみなどが手術後にありますが、安定するまではこすったり強く触ったりしないようにするべきで、顎プロテーゼの手術の影響で顔がむくむ場合もありますがマッサージを行うと動きやすいのでやめたほうが良いです。

顎プロテーゼのずれが起きないためにも「医師選び」が大切

フェイスラインを整えるために行った顎プロテーゼがずれると意味がなくなってしまいますから、安定するまでは十分すぎるくらいに用心してすごし経過もみてもらえば安心です。医師は腕のある経験豊富な医師をみつければ、それだけリスクを減らせます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加