顎変形症の手術後に起きる麻痺について
顎変形症の術後には、患部に麻痺や不快感が残ってしまう事があります。顎変形症の手術の際には、治療内容だけでなくリスクについても理解しておくことが大切です。
そこで今回は、顎変形症の手術による麻痺の症状について紹介していきます。症状の原因や治るまでの期間、対処法などをしっかりと確認しておきましょう。
顎変形症の手術後に麻痺や痺れがでることがある
顎変形症の術後は、患部に腫れや麻痺の症状があらわれやすくなっていきます。主に症状があらわれやすくなってくるのは、口の周りや歯茎、顎部分です。特に表情を動かすたびに筋肉を使う口元周辺は症状が不快感を感じる事が多く、日常生活の中でも支障がでてしまうこともあるので注意が必要です。
顎に痛みやしびれを感じてしまう場合には、食事をとる時や歯磨きの時にも違和感が残ることになります。「食事をいつものように楽しむことが出来ない」「歯磨きの際に歯が浮いたような感覚になる」などの支障がでてきてしまいます。顎変形症の治療には本格的な手術が欠かせませんが、その術後にはこうした症状があらわれやすくなっていくという点は十分に押さえておくようにしましょう。骨を削ったり、切ったりするので体への負担は大きくなっていくというわけです。
顎変形症の手術後に麻痺の症状が出る期間
顎変形症の手術を受けた後、先に挙げたような痛みや麻痺の症状が表れやすくなっていきます。健康な肌や骨を傷つけて治療を進めていくため、こうした症状があらわれるのは仕方がありません。大体2週間程度は麻痺や痺れなどの症状が続くことになります。
ただし、人によって症状が長期にわたって続く場合があります。本来であれば2週間程度の期間で症状は改善されていきますが、手術を担当する医師の腕次第では手術自治が失敗して症状が長期間続くこともあります。治療の際には、こうしたリスクもあるという点に注意していきましょう。
顎変形症の手術後の麻痺や痺れの対処法
顎変形症の手術の後、患部に痛みやしびれ、麻痺の症状があらわれた際にはどう対処するのがいいのでしょうか。顎変形症の手術直後の傷が安定していない時であれば、患部に無理な刺激を与えないのがポイントになってきます。
そして、症状を和らげるためにはある程度傷がふさがった段階から、患部の筋肉をほぐすエクササイズやマッサージがおすすめです。これによって麻痺の症状を悪化させるような筋力の低下、皮膚機能の低下を改善されて状態がよくなることがあります。
顎変形症の手術後の症状をしっかり確認しておきましょう
顎変形症の治療のためには骨を削ったり、切ったりする本格的な治療が必要です。ただ、この治療では時に麻痺が残る可能性もあるので、この顎変形症手術のリスクは十分に認知しておきましょう。その上で、麻痺を残さないために患者自身が工夫をしていくことも大切になってきます。