顎を出す整形手術について
顎を出す整形手術にはいろいろな方法が挙げられますが、どの方法が自分に向くのかや、必要になってくる費用やダウンタイムの期間は異なってきます。
治療を検討する際にはまず、どのような治療の種類が存在していて、自分にはどの治療方法があっているのかを知ることが大切です。
顎を出す整形手術は様々な種類がある
顎の形はもって生まれた骨格によって左右されるもの、自分ではそう簡単に変えられるものではありません。とはいえ、方法がないのかと言われればそうではなく、整形手術という方法を用いればより確実に見た目の印象を変えることが可能になります。
顎の整形手術と一口に言っても、その種類にはいくつか挙げられます。まずはどんな治療方法があるのかを知り、それぞれのメリットとデメリットを把握していきましょう。
顎を出す方法①シリコンプロテーゼ
顎を出す方法として、まずシリコンプロテーゼの治療が挙げられます。専用のシリコンプロテーゼを顎に挿入することでその形を形成していくことができます。
顔の形のバランスを整えることで小顔効果を得ることもできますし、一度治療を行えばその効果は半永久的に続いていきます。
シリコンプロテーゼのデメリット・リスク
シリコンプロテーゼの治療を行う場合、手術の後にシリコンが肌の上から透けて見えてしまったり、プロテーゼがずれてしまったりすることがあります。
もちろん、絶対にこうした症状があらわれるというわけではありませんが、手術を担当する医師の腕が悪ければそれだけリスクは高まることになります。シリコンプロテーゼの治療は確かに得られる効果は高いのですが、時にこうしたデメリットもあるという点は考慮しておくに越したことはありません。
シリコンプロテーゼのダウンタイム
シリコンプロテーゼは顎の下や口の中から切開を行い専用のシリコンを挿入していきます。傷口は目立たないように配慮はなされていますが、皮膚を切開することに変わりはないため、その傷が回復するまでには数週間から1か月ほどの期間が必要になってきます。
このダウンタイムは人それぞれ、また治療内容によっても異なってきますが、少なくとも数週間程度は無理な運動、外出など傷の負担になる行為は避けるに越したことはありません。
シリコンプロテーゼの費用
シリコンプロテーゼの費用について、利用する病院によって多少の違いはあるものの相場としては30万円から50万円ほどの金額が必要になってきます。
安い病院であれば、30万円よりも安く治療を受けられる場合もありますが、極端に価格が安いようであればその分サービスや治療の質が落とされている可能性も出てきます。極端に価格が安い病院や医師の対応が悪いところは、安全性を考慮しても出来るだけ避けた方が良いでしょう。
シリコンプロテーゼが向いている人
こうしたシリコンプロテーゼの治療が向いているのは顎が極端に小さい人です。小さい顎を物理的に大きくしていくことができますし、その形に関しても治療中に調節が可能です。
よりシャープな印象を目指すというのであればVラインを強調したシリコンを挿入すればいいですし、その都度自分に合ったシリコンプロテーゼを使用していくことができます。
シリコンプロテーゼは一度の治療で半永久的にその効果を持続させていくことができます。継続的な施術が必要になるのが嫌で、手っ取り早く治療を終わらせたいという人にもおすすめの治療となってきます。
顎を出す方法②ヒアルロン酸注入法
顎を出す治療として、ヒアルロン酸注入の方法も挙げられます。患部に直接ヒアルロン酸成分を注入することでふくらみを持たせていくことができます。
傷口がほとんど残らないため、ダウンタイムも必要ありません。時に施術後に患部に腫れが残ることがありますが、一時的なもので数時間から数日ほどで自然と症状は治まっていきます。
ヒアルロン酸成分は時間とともに体の中に吸収されていくことになるため、この施術の効果を持続させたい場合には定期的に施術を受ける必要があります。
ヒアルロン酸注入法のデメリット・リスク
ヒアルロン酸注入の治療は非常に手軽な方法ではあるのですが、その分効果が持続しないという点がデメリットとなってきます。どんなに長く効果が続いたとしても数か月程度しかその期間は続きませんし、ヒアルロン酸の種類や量によってはさらに期間が短くなっていくことがあります。
治療を受ける際にはこうしたデメリットについても十分に理解をしていく必要があります。また、施術の度に費用がプラスされることになるので、回数を重ねるほどトータルでの出費が高くなってしまうというデメリットもあります。
ヒアルロン酸注入法のダウンタイム
ヒアルロン酸注入の治療は先に挙げたように、体への負担は最小限に抑えられています。その為、ダウンタイムもほとんど必要ないというのが大きなメリットとなってきます。
もちろん、施術を受けた当日には、患部に痛みや腫れなどの症状があらわれることもありますが、これも絶対というわけではありません。体の中にも存在しているヒアルロン酸成分を注入するため、安全性を重視する人には打ってつけの方法となってきます。
ヒアルロン酸注入法の費用
ヒアルロン酸注入の治療はそのヒアルロン成分の種類、量によって費用が大きく変わってくる事になります。
ヒアルロン酸成分の質が良ければ良いほど、量が多ければ多い程、料金は高くなっていく傾向にあるため注意が必要です。とはいえ、いきなり高額な請求がなされるというわけではなく、1回あたり1万円から5万円ほどの費用が相場となってきます。
それぞれの予算や施術回数に合わせて、利用する病院選びも慎重に行っていくようにしましょう。
ヒアルロン酸注入法が向いている人の特徴
ヒアルロン酸注入の治療に向いているのは、仕事やプライベートの影響であまり時間に余裕のない人です。ヒアルロン酸注入の施術はさほど時間がかかりませんし、ダウンタイムもほとんど必要ありません。
大掛かりな手術に比べて日常生活への影響は最小限に抑えられているということです。さすがにヒアルロン酸注入をしたその日のうちに仕事や旅行に出かけるというのは注意が必要ですが、ある程度間を開ければ問題ありません。日常生活に大きな支障が出ないことがこの治療の最大のメリットとなるわけです。
さいごに
顎を出すための整形には今回ご紹介したように、いくつかの方法があります。その中でも自分にはどの治療が合っているのか、予算やご自身の生活スタイルに合わせて検討するようにしましょう。
どの治療法が自分にあっているのか、判断が出来ない場合は、クリニックでカウンセリングを受けてみてから検討するのも良いかもしれません。