アゴ(アドバンス)

顎の脂肪吸引による腫れについて|症状が出る期間や対処法を紹介

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顎の脂肪吸引で起こる腫れについて

二重顎などの審美上の問題を解決するうえで、短時間で確かな効果を発揮するのが脂肪吸引です。しかし術後の腫れなどのダウンタイムの症状をいかに乗り切るかは、最終的な仕上がりにも関係してきます。そこで本稿では顎の脂肪吸引後の腫れについて紹介していきます。

顎の脂肪吸引による腫れの症状とは?

脂肪吸引ではカニューレ(吸引管)などの吸引器具を用いて施術するのが一般的な方法です。その施術の際には特殊な薬剤により脂肪細胞のみを遊離させて、脂肪のみを吸引する措置がとられます。手術をした部位やその周辺が腫れやむくみが、出てきます。

もちろん一時的な症状ですが、状態によっては人目に付くので出来れば長期休日や休暇を取得するなどして、スケジュールに余裕を持たせておく方が、ストレスを感じることなく施術を完了させることができます。

腫れが続く期間

脂肪吸引の施術後は腫れが必発すると言って間違いないでしょう。施術部位は施術器具の操作によりダメージを被っているので、特に施術直後は腫れが出やすい状態に変化しています。期間としては当日から1週間程度は続くもの考えておく必要があります。

この期間は逆に顎回りが太ったように見えることがあり、効果を実感しにくい側面がありますが、あまり心配することなく回復を待つ姿勢が求められます。術後数日程度でピークを迎え、その後は沈静化していきます。

顎の脂肪吸引によって腫れる原因とは?

脂肪吸引では施術箇所の脂肪を満遍なく回収しないと皮膚にたるみなどが生じやすくなるので、カニューレを移動させることが不可欠です。ところが脂肪が吸引されると、脂肪が存在していた箇所を埋めるように体液で充たされていくという現象が生じます。その結果、施術箇所周辺には水分が過剰になり、皮膚がだぶつくという状態に変化します。

また、施術中は器具を血管や神経も存在する皮下組織を移動するので、周辺の組織にダメージを与えます。このダメージも術後の腫れに関係しています。

顎の脂肪吸引によっておこる腫れを早く引かせる方法

①フェイスバンドで圧迫を行う

施術部位は水分が過剰で、皮下組織がだぶついた状態になっています。つまり引き締め効果が薄くなっています。そこでフェイスバンドで圧迫固定を医師から提案されることがあります。外部からの圧迫固定により圧力を加えることで、皮膚の引き締め効果を期待できます。

この時期にしっかり圧迫固定しておくことが、後日の仕上がりに影響してくるので面倒くさがらずに、医師の指示通りに圧迫固定を忘れずに行うことが大事です。昼間が仕事などがある、と言う場合も就寝中は圧迫固定するなど工夫の余地があります。

②施術部を心臓よりも高い位置に置いておく

身体の循環の仕組みを利用したケアの方法もあります。それが施術部を心臓よりも高い位置に置いておくという方法です。日中は顎の方が上部に位置しているので循環はあまり関係していません。

しかし就寝中は普通の枕に頭を乗せていると、心臓よりも低い位置に顎を置くと、施術部に体液が滞留しやすいという状況が生まれる可能性があります。そこで就寝中は少し高めの枕を利用するなどして、顎に体液がたまりにくい状況を作り出すといった対策が効果的です。

③血行が良くなる行為(飲酒、入浴、運動)を控える

施術後は飲酒や入浴、激しい運動などは、状態が落ち着くまでは控えるようにすべきです。これらの行為に共通しているのは、全身の血行を促進する効果を持っているという点にあります。特に術後直後は施術部位のダメージが落ち着いていないので、長風呂や飲酒をすると施術部位の血行がよくなることで内出血のリスクも高くまります。

もちろん血液だけでなく、水分なども多く供給されることになるので、腫れにも良くありません。落ち着くまでは静かな生活を心がけましょう。

④冷やす

脂肪吸引の施術部位は、器具の操作によって周囲の皮下組織も損害を受けているので、熱を持っていることもしばしば経験されます。そこで施術部位をアイシングして冷やすという方法も効果的です。冷やすことにより血管が収縮し、皮膚の引き締め効果も期待できます。

ただし冷却材などを施術部位に直接当てると、凍傷になるリスクがあるので、冷却材や氷などはタオルにくるんで、間接的に冷やすことがポイントになります。冷やしすぎは逆効果なので注意しましょう。

顎の脂肪吸引の腫れ以外のダウンタイム

脂肪吸引後は皮下組織がダメージを被っているので、正常な状態へと回復する活動が活発になります。これをダウンタイムと呼ばれるもので、腫れは典型的なダウンタイム症状です。これ以外には、痛みや内出血なども脂肪吸引後に遭遇することの多いのがダウンタイム症状の特徴。

痛みについては個人差があり、脂肪の除去量にも左右されますが、顎の場合には処方される鎮痛剤でコントロールできることが多いようです。これらのダウンタイムはいずれも、1週間程度の期間で納まるものと考えられます。

腫れが出た場合には正しい対処をしましょう

顎回りの余計な脂肪をすっきりさせたい方にとって、脂肪吸引は短時間で高い美容効果を期待できる方法です。しかし術後には1週間程度、腫れを中心にしたダウンタイム症状をうまく乗り切る姿勢が求められます。この時期こそしっかりケアをして、きれいなフェイスラインを実現しましょう。

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