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顎変形症の術後に会話ができるのはいつから?術後のその他の影響についても紹介!

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顎変形症の術後に会話について

顎変形症の手術を薦められたけど‥でも実際手術を受けるとなると、手術後の生活にどんな影響が出るのか心配ですよね。特に術後いつから会話が出来るのかは気になるところです。

そこで今回は顎変形症の術後の会話ができるまでの期間やその他生活にどのような影響が出るのか紹介していきます。

顎変形症の術後はいつから会話ができるの?

手術の種類にもよりますが約10日前後の入院が必要になり、術後は手術部位の安静の為、顎間固定(上の歯列と下の歯列をワイヤー等で固定すること)を手術部位の安静のために行います。顎間固定をしている間は、口を開ける動作ができません。その為、入院中に普段の生活のような会話を行うことは難しいでしょう。

顎間固定をはずした後に、口を開けたり、閉めたりするリハビリテーションを行い、徐々に口を開けることができるようになるので、術前のように会話ができるようになるまでは2週間程度かかる場合があります。退院時には口を開けられる状態ですので、会話にはほぼ支障のない状態になることが多いようです。

顎変形症の術後に起こりうる症状・状態

食事に制限がかかる

術後は顔のはれ、吐き気、発熱等の症状が現れることがあります。口が開きにくい状態は退院後もしばらく続く為、たばこや飲酒、コーヒーや炭酸飲料等の刺激物は吐き気の原因になるため避けたほうがいいと言われています。

また、退院後しばらくの間は食事はゼリーや流動食のような軟食を取るようにした方がいいでしょう。手術から1カ月後には、硬いもの以外は食べられるようになりますが無理はしすぎず、少しずつ試していくように心がけることが大切です。

食べることはリハビリでもありますので積極的に取り組みましょう。

麻痺や知覚異常

顎変形症の手術は、顔や顎のようなとても複雑で繊細な部位である為、手術の種類にもよりますが、麻痺や知覚異常といった症状が起こる場合があります。8割程度の方は下唇やオトガイ皮膚の知覚異常やしびれといった症状が出現すると言われています。

また、下顎の手術を受けた中で下唇の感覚が一時的に鈍くなる症状が出る場合もあります。上顎の手術では、顔の腫れが長く続いたり、鼻の通りが悪くなる場合があるようです。

顎変形症の術後のダウンタイムについて

顎変形症の術後の腫れは2、3日目がピークとなり、1〜2週間程で改善されることが多いようですが、腫脹感は数か月間持続することも多いようです。疼痛のある期間は個人差がありますが、鎮痛剤を使用することでコントロール可能です。

また手術後は矯正を行ないますが、6カ月間程度は症状が無くても定期的な受診により経過観察を行います。受診をしないと噛み合わせがずれる等の症状が出る可能性がある為、必ず受診するようにしましょう。矯正自体は1年程度で終了することが多いようです。

顎変形症かもと思った時はクリニックで診断してもらいましょう

顎変形症の術後すぐには会話をすることができませんが、2週間程度で元の会話できる状態に戻るとされています。手術は入院することや少しの間会話がしにくいなどの影響があることから抵抗がある方も多いかと思いますが、長期的に見ると利点の方が多いようです。

軽度の場合は矯正治療だけでも治る場合もある為、まずはクリニックで診断を受けてみることをお勧めします。

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