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顎変形症の術後矯正について|費用相場や期間などを詳しく解説!

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顎変型症の術後矯正ってどんなもの?

顎が変形し、嚙み合わせの障害や顎の筋力低下などの症状をおこすと言われる顎変形症の治療方法として注目されている術後矯正について、その治療過程から治療に必要な費用、期間まで詳しくご説明させていただきます。

顎変型症について

歯ぎしりや顎関節症、発声障害、顎の非対称といった症状をひきおこす原因となる病気が顎変形症です。顎変形症は、上下どちらかの顎が突出する先天性のもの以外にも、顎を強打した場合など、顎に外傷を負った後遺症として発症するケース、乳幼児期に一定期間以上、おしゃぶりをしたことで誘発されるケースなど様々です。

顎変形症は、一度発症すると自然治癒することはなく、生活習慣などによっては、症状が進行してしまうこともあるため、発症した場合は根本的な治療が必要となります。

術後矯正とは

顎変形症の症状が軽度なものであれば、術後矯正ではなく歯列矯正を行うだけで症状を改善させることが可能です。ただし、重度のケースでは、まず術前矯正と呼ばれる矯正治療を行なった後に外科手術で顎の骨を矯正し、施術後には嚙み合わせの調整をするため再度術後に矯正治療を行います。これを術後矯正といいます。

外科手術後には歯並びが不安定になりがちなので、このように歯並びを整える目的での術後矯正が重要になります。

顎変型症の術後矯正にかかる費用

一般的に顎変形症で外科手術を行った場合の術後矯正に必要な費用は、術前術後の矯正費用を合わせて保険適用されたケースで20万円から30万円、自己負担の矯正方法を選択して保険適用がされないケースでは80万円から200万円ほどの費用がかかります。

更生医療指定機関以外の歯科医院などで治療されると保険が適用されず、自費負担での診療となり、費用も非常に高額になりますので、保険適用の治療を希望される方の場合には、事前にクリニックに確認しておきましょう。

顎変型症の術後矯正の期間

顎変形症の外科手術後に行う術後矯正は、矯正治療を終えるまでに約6ヶ月から一年半ほどの期間が必要となります。歯並びを安定させるためには、退院後すぐに術後矯正をする必要があります。外科手術を行った病院以外で矯正治療を行う場合には、速やかに連絡を取り、矯正治療を開始するようにしましょう。

また、術後矯正中には、矯正治療の経過観察や矯正器具の調整を行うためにも、定期検診にはこまめに通うようにすることで嚙み合わせのずれを防ぐことができます。

顎変形症の場合には早めにクリニックに相談しましょう

顎変形症は、治療することによって不快な症状を劇的に改善することができる病気です。軽度の顎変形症の方であれば、矯正治療のみで改善可能ですが、重度の方の場合、非常に長い治療期間と1週間から2週間程度の入院が必要になります。

症状が悪化すると、顎関節症などの合併症をひきおこす場合もありますので、顎変形症の疑いがある方は、すみやかに医療機関で受診するようにしましょう。

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