アゴ(アドバンス)

顎削りで起こりうる後遺症とは?原因と予防策を徹底解説

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顎削り(オトガイ形成)の後遺症とは?予防策はある…?

数ある美容整形手術の中でも難しいといわれる顎削り(オトガイ形成)。手術が成功すれば理想のフェイスラインや小顔になることができる施術です。

しかしその反面、後遺症というリスクがあることについても十分に理解しなければなりません。

今回は顎削りで起こりうる後遺症について詳しく解説していきます。

顎削り(オトガイ形成)はリスクが高い・・・

顎削りと一言で言っても、症状によって顎を前に出す、縮める、狭める、など削る方法にも種類があります。いずれにしても、顎の骨を施術で削る、又は切るため大切な神経を損傷したりしないように十分な注意が必要です。

また理想の顎の形を再現する高い技術力をもち、輪郭専門に手術計画を立てられるような信頼できる医師が必要不可欠です。しかし輪郭専門の信頼できる医師は少なく、安易に顎削りを受けてしまうと、後遺症に悩むリスクも高くなるので注意が必要です。

顎削り(オトガイ形成)で起こりうる後遺症:①たるみが起こる

症状・原因

顎削りを行うためには施術部分の骨を露出する必要があり、オトガイ筋などの軟部組織をはがすためため、どうしてもたるみが出やすくなってしまいます。高年齢なほどたるみやすく、中年以降に顎削りを行った場合にリスクが高くなる傾向があります。

対処法

たるみを防ぐためには体の負担を最低限に抑える手術方法(低侵襲性医療)などを行ってくれるドクターを選びましょう。

また顎削りと同時にフェイスリフトを併用することで、術後のたるみ予防になります。

顎削り(オトガイ形成)で起こりうる後遺症:②神経麻痺

症状・原因

顎削りで最も注意しなければいけないのが麻痺です。経験が浅いドクターや手術の準備不足などが原因で起こります。麻痺が起きると顔や口元の感覚がなくなってしまい障害が残ることも。

理想の輪郭を最優先するあまり、神経ギリギリまで削るといった方法は避けましょう。

対処法

神経麻痺を起こさないためには事前の準備が大変重要です。レントゲン撮影などで神経の位置や骨の位置などをしっかり確認し、精密な手術計画を立てることが重要です。中には模型などを使用して綿密なシュミレーションをしてくれる医師もいます。

麻痺が起きた場合はステロイド注射やマッサージ治療が必要になってくるでしょう。

下顎の骨にはオトガイ神経があって口周辺の知覚に関わる重要なものですが、手術で骨膜を剥離するときや顎削りの際に傷つけてしまうと後遺症が起きやすくなります。 わずかな傷であれば時間の経過とともに回復する可能性がありますが大きな傷が原因となって口周辺にしびれたような感覚が残る恐れがあるため、解剖学に詳しく施術に慣れた医師のもとで手術を受けることが大切です。 手術の際に視野を広く確保するため、剥離の時にオトガイ神経を露出させる対処を医師がしっかりと行ってくれれば避けることができるリスクです。

参照:顎削りによる後遺症とは|症状別に起きる原因と対処法について解説!

顎削り(オトガイ形成)で起こりうる後遺症:③左右差

症状・原因

顎削りをはじめ多くの美容整形手術では、バランスも重要です。顎削り後の左右差は、未熟な医師が担当したことによって起こりうる後遺症の一つです。

右と左のあごのラインが違えば大きな違和感を与えることになるので、事前のカウンセリングでどこをどのくらい削るのかという、最も基本なことを抑えておく必要があるでしょう。

対処法

顎の左右差を起こさせないためには、元の顔の左右差も加味しながら手術を行う高い技術が必要です。万が一左右差が起こってしまった場合は再手術が必要になりますので、経験豊富な名医を慎重に選ぶようにしてください。

顎削り(オトガイ形成)で起こりうる後遺症:④輪郭が崩れ始める

症状・原因

手術後は理想のフェイスラインだったにも関わらず、輪郭が徐々に崩れて来てしまうという後遺症があります。主に加齢によるたるみが原因といわれますが、オトガイ筋などが癒着することで引き攣れなどをなどを起こすこともあります。

対処法

輪郭が崩れている原因が筋肉の癒着によるものの場合、ステロイド注射を定期的に行ったり、根気強くマッサージをしたりなどの対処をしていきます。

ここでも後遺症を起こさないためには経験豊かで技術の高い医師との出会いが必要になります。

顎削り(オトガイ形成)で起こりうる後遺症:⑤気道閉鎖のリスク

症状・原因

顎削りの術後は腫れが強いです。その際、気道周辺の腫れも強くでるため、気道が塞がって呼吸困難に陥ってしまうことがあります。呼吸困難を放っておけばもちろん死につながりますので、適切な処置が必要です。

対処法

気道閉鎖はほとんどの場合、当日に起こることが多い傾向にあります。そのため手術後約1日~2日程は入院が必要になってきます。万が一、気道閉鎖が起こった場合には、常駐の医師が気管内挿管などを行います。

万が一の状態が起きないよう、手術設備と術後の管理体制をしっかりしてもらえる環境のあるクリニックを選ぶようにしましょう。

重大な後遺症が残らないために出来ること

①クリニックを慎重に選択する

クリニックを選ぶ際に、料金だけを目安に選ぶことは絶対に避けましょう。安いクリニックには安い分だけの理由があります。

後遺症が残らないためには必ず一度足を運び、スタッフの対応や院内の雰囲気・清潔さ・設備をチェックしておくべきでしょう。

②施術を行ってもらう医師を慎重に選ぶ

クリニック選びも大切ですが、それと同時に顎削りを行ってくれる医師を選ぶのも、リスクを軽減させるためには重要です。

顎削りの医師を探す際は、輪郭形成や頭蓋骨への知識が深い輪郭形成の専門医であるかどうかや、これまでの経歴・症例などを確認しましょう。

③カウンセリングでよく確認する

どんな美容整形手術でも事前のカウンセリングが大切です。名医であればあるほどカウンセリングを重視しますので、後遺症や様々なリスクについて納得がいくまで話し合いましょう。

また、美的センスも人によって違いますので、理想と術後に想定されるフェイスラインについてもよく吟味して決めましょう。

まとめ

顎削りは理想の顎のラインを整えるだけでなく、小顔効果が期待できる手術です。しかしメリットだけでなく、後遺症やデメリットなどのリスクもあります。術後にどんなことが起こりうるのか十分に理解した上で、本当に自分にとって必要な手術なのか見極めてから顎削りを受けるようにしましょう。