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オトガイ形成におけるプレート抜去についてご紹介します!

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オトガイ形成におけるプレート抜去は、非常に重要な施術

顎の形が歪んでいわゆるしゃくれの状態になっている場合、オトガイ形成という美容整形手術で見た目を改善させることができます。直接骨に手を加えるので効果が高い手術なのですが、大がかりな内容になるので事前に詳しく内容を知っておくようにしましょう。

そもそもオトガイ形成とは?

オトガイ形成手術は、簡単に言えば顎付近のオトガイと呼ばれる部分の骨を切ったり削ったりして形を整え、しゃくれを改善する手術です。全身麻酔によって行われ、クリニックによっては数泊の入院を求められることもあります。

施術の流れ

オトガイ形成手術を希望する場合、まずはカウンセリングでどのようなフェイスラインにするかを打ち合わせます。手術日が決まったら入院日数に応じて準備し、全身麻酔下で手術を受けます。術後1年ほど経過して骨が定着したら、埋め込んでいたプレートを抜去して終了です。

ダウンタイムについて

オトガイ形成は、皮膚を切開したり骨を切除したり移動させたりするため、患部に大きな負担がかかります。このためダウンタイムも長引き、約2週間から4週間程度は必要です。大がかりになればなるほどダウンタイムも長引くので、注意しておきましょう。

オトガイ形成と同時に行われることの多いプレート抜去

しゃくれなど顎の骨自体が歪んでいるなどの異常がある場合、まずは顎変形症の矯正手術を行うことが多いです。その際に骨を固定するためにチタン製のプレートを使用するのですが、一定期間が経過すると基本的には抜去します。手術しやすいこのタイミングで、オトガイ形成を行うケースが多いです。

プレートは必要がなくなったら抜去(取り除く)が一般的

オトガイ形成手術を行った場合、加工した骨の位置を固定するために新たにプレートを使用します。これはあくまでも骨の固定のために使用しているだけなので、骨が完全に定着すれば将来的には抜去するのが一般的です。

プレート抜去のタイミング

オトガイ形成手術を行った場合、骨が定着するまでにはだいたい1年から2年ほどかかります。骨を削ったり少し移動させた場合なら短いですし、切除したり移動距離が長くなれば負担も大きいので長期間必要になります。このため、プレートも術後1年から2年ほどで抜去することが多いです。

オトガイ形成とプレート抜去の費用

この手術の費用は、保険が適用されるか否かで大きく変わります。顎変形症などで治療が必要だと認められれば保険が適用され、その場合はトータルで約30万円ほどで行えます。しかし保険が効かないケースだと、約100万円から120万円ほどかかります。

抜去しなければならない理由

・プレートを抜去しないとレントゲンに写る

基本的にはプレートを抜去するのですが、日常生活に支障がないためそのままにしている人も多くいます。抜去しなかった場合のデメリットとしては、金属製なのでレントゲンを撮影した際に写り込んでしまい、正しくレントゲンが撮れないことが挙げられます。

・CTRやMRIもうまく撮影できない

レントゲンと同じく、プレート抜去せずにいるとCTRやMRI撮影の際に影響してしまい、うまく撮影できないというデメリットがあります。プレートが邪魔をして綺麗に撮影できないため、診断が正確に行えないという危険があります。

・時間と共に取り出せなくなる

プレートは長年そのまま体内に入れておくと、次第に骨と同化していきます。チタンという金属は骨との相性が非常に良く、時間をかけて骨がプレートの周りを取り囲んでしまうため簡単には取り出せなくなってしまいます。

・皮膚を突き破って出てくる

基本的にはプレートは皮膚の内部にしっかり収まっているはずなのですが、何らかの原因でプレートに力が加わったり歪んでしまうと、皮膚を突き破って突出してしまう可能性もあります。見た目的にもショッキングなので、すぐに修正が必要です。

 

いかがでしたでしょうか?

オトガイ形成とプレート抜去は、それぞれが必要な施術であり、きちんと行わなければ人体に影響を及ぼすことが分かりました。だからこそ、そうした術後のケアまでしっかりと行ってくれるクリニックを選ぶことが重要です。