アゴ(アドバンス)

上顎セットバックが失敗した!?原因・理由を徹底解説

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上顎セットバックが失敗した!そんなことにならない為に…

美容外科で受けられる小顔整形のうち、上顎セットバックは骨を切る大規模な手術になり、失敗の可能性が皆無とは言えません。どんな失敗があり、どう対処すれば良いのかについて説明します。

そもそも上顎セットバックって?

上顎セットバックは上顎の骨を部分的に切り取って、強制的に顎の長さを縮める手術です。最初に左右の第一小臼歯を抜歯してスペースを作ります。次に上顎を切断し、前歯が付いたままの骨を後方へ押しつけて、ワイヤーで固定します。固定した骨と骨は2週間ぐらいで癒着しはじめますが、完全に元に戻るには数か月かかります。この間に強い力がかかると骨がずれてしまう恐れがあるため、しばらくは前歯を使わないようにする必要があります。

セットバックは、笑った時に歯茎が見えてしまうようなガミースマイルアゴのラインなどに悩んでいる人に向いている方法の一つです。 これらは上下の歯列が前方に突出し口が閉じにくかったり、口を閉じた時に口元が前に出てしまう状態を生じることがあります。 あごが小さく見えるなどの症状も改善することが見込め、上顎及び下顎の分節骨切りを行うことによって理想のラインにすることができるでしょう。 手術では上下左右の特定の歯を抜歯し、そのスペースを利用し前歯6本や歯茎の骨を後方に押し下げて改善が行われます。

参照:セットバックによる小顔整形とは|メリット・デメリット・費用を紹介

上顎セットバックの効果は?

口元が出っ張っていて顔全体のバランスが悪い場合、顎の骨を後退させることで美しいフェイスラインを作ることができます。いわゆる出っ歯で上顎が出ている場合には上顎セットバックが、受け口で下顎が出ている場合には下顎セットバックが有効です。歯科医院で歯列矯正を行うという方法もありますが、治るまでには2~3年ほどかかります。これに対して上顎セットバックは、手術で一気に治療できるのが大きなメリットです。

上顎セットバックの失敗のケースをご紹介!

上顎セットバックは骨を切る施術になりますが、医師の技術が未熟だと綺麗な切断面にならなかったり、左右対称にならなかったりする可能性があります。そのため固定したときバランスが崩れたり、凸凹ができたりすることがあります。また骨が完全に癒着するまでの間に、強い力を加えてしまった場合にも、顎が変形する危険があります。他にも上唇が薄くなるとか、小鼻が広がるといった副作用が見られる場合もあります。

失敗してしまった時の修正施術は出来るの?

上顎セットバックは骨格そのものを削ってしまうため、失敗した場合の再手術は困難です。どうしても修正したい場合は再び骨を切ることになりますが、どこの病院でもできるわけではありません。技術力の高いクリニックを探して、再手術が可能かどうかを確認して下さい。費用も100万円以上は必要と考えたほうが良いでしょう。最初の手術で失敗しないように、しっかりとデザインすることと、きちんとしたドクターがいるクリニック選びが大切です。

修正施術の方法は?

再手術はすぐには不可能で、骨が完全に固定してから行う必要があります。上顎だけが引っ込んでしまいバランスが悪くなったときは、下顎もセットバックして釣り合いを取るという方法があります。もちろん下顎セットバックにも同様のリスクが伴うので注意してください。また外科手術ではなく、歯列矯正で修正を試みることもできます。セカンドオピニオンも活用して、症状に合った対処法を選びましょう。

いかがでしたでしょうか?

上顎セットバックは美容整形の中でも比較的難易度が高い手術で、医師の技術力だけでなく高度なデザイン力も求められます。修正が難しいことも考慮して、できる限り実績が豊富なクリニックを選ぶことが重要です。

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