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エラ削りの整形にはどんな後遺症があるの?一時的な後遺症と永久的な後遺症について

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気になる輪郭の悩みを根本から解決できるといわれているのが、エラ削りです。しかし理想に近い輪郭を期待できる一方で、後遺症などのリスクが起こる可能性があります。エラ削りの整形を受ける前に、術後に起こり得る後遺症・リスクを十分に理解した上で施術を受けるようにしましょう。

エラ削りの概要

エラ削りとはどんな整形手術かというと、顔のエラを形作っている下顎骨の下顎角という部分を切り取る(削る)ことで、これまでよりもシャープな輪郭に整えるとい手術のことです。エラ削りによって、エラが張って見えていた輪郭の改善に効果が期待できます。四角く角ばった輪郭に悩んでいる人や、よりシャープな輪郭に近づけたい人に、比較的向いている輪郭整形術といえそうです。

輪郭の悩みの改善に期待ができるエラ削りですが、エラ削りで起こり得る後遺症にはどんなものがあるのでしょうか?

エラ削りで起こり得る一時的な後遺症

①痛み・腫れ

口の中を切開するエラ削りでは、術後に一時的に強い痛みや腫れが伴います。しかしこれらの症状は約2〜4週間程度で落ち着いてくとされています。術後は痛み止めを処方してもらえるので、痛み止めを処方してもらえるため、痛みが辛い時にはそれを服用することで痛みをコントロールできるようです。

②知覚異常

手術後に知覚以上が起こることもあります。エラ付近は様々な神経が張り巡らされている部分であることから、術後は下唇からあごのあたりに痺れるような感覚を感じたり、触れても感覚がなくなることがあるようです。しかしほとんどの場合は一時的な症状であり、徐々に回復していくといわれています。

③食事や会話が困難

手術後は痛みや腫れが起こったり、知覚異常が起こることから、食事が摂りにくかったり、会話がしにくいことがあります。しかし、腫れや知覚異常が落ち着くと共にこれらの症状も改善されていくため、心配はいりません。

一時的な後遺症は3カ月~6カ月で消えることがほとんど

一時的な後遺症はおおよそ3ヶ月〜6ヶ月で感じなくなることが多いようです。強い痛み・腫れは1ヶ月程度で治ることがほとんどで、完全に本来の生活と同様の状態にまで回復するのは、3ヶ月〜6ヶ月の期間が必要です。

エラ削りで起こりうる永久的な後遺症

①皮膚のたるみ

年齢やそれぞれの肌の状態、切り取る骨の量によっても異なりますが、これまであった骨が無くなった分、皮膚に余裕ができ、顎のあたりにかけてたるみができる可能性があります。

②顔のゆがみ

切り取る骨の量が均一でなかったり、事前に十分なシミュレーションを行っていない場合など、左右で輪郭が均一でなくなり、顔に歪みがでてしまうことがあります。医師の腕も重要となるため、クリニック選びや事前のシミュレーションをしっかりと行うことが大切です。

③削りすぎによる骨の強度の低下

骨を多く削り過ぎてしまうと、その部分の骨が薄くなることから、強度が低下してしまうことがあります。これは事前にしっかりとシミュレーションを行っていれば防げることが多いようです。医師との打ち合わせを十分に行うようにしましょう。

④不自然な凹凸

エラ削りでは、整形前のその人の輪郭に合わせて、左右適切な量の骨を切り取ります。しかし、これが適切でなかったり、輪郭に合わせて綺麗に削り取れていなかった場合は、術後に不自然な凹凸ができてしまうことがあります。

永久的な後遺症は自然には治らない

これらの永久的な後遺症は、放置していても自然には治りません。皮膚のたるみであればリフトアップ、輪郭の歪みや不自然な凹凸の場合は、再度修正のための整形手術を行うなど、後遺症に合わせた対処が必要となります。

まとめ

整形も手術である以上は、何かしらのリスクを伴います。事前に防げるものもあれば、そうでないものもあります。信頼のおける医師がいるクリニックを選ぶことや、事前に十分な打ち合わせを行うことはもちろんのこと、それでも尚、後遺症のリスクがあると知った上で整形を受けるようにしましょう。