エラ削りには大きなリスクがあるの?
顔の輪郭を変えるためにエラ削りは効果が高く人気の施術です。しかしエラ削りをすることで、顔の表情がこわばって見えてしまう、イメージよりも顔の輪郭がシャープになりすぎるといったようなリスクが伴う可能性があります。
今回はエラ削りによって起こり得るリスクについてを紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
顔の大きさを変えられるエラ削りとは?
エラ削りは顔を大きさを変えるための施術として知られています。人の輪郭は生まれ持った骨格が影響していることが多いので、顔痩せの治療では顔の輪郭を変えるにも限界があるものです。エラ削りは輪郭そのものを変え、シャープな印象にすることができる施術と言われています。顔の大きさ、輪郭に悩みがある人が手早く悩みを改善することができる方法でもあります。輪郭を整形すると顔のイメージは大きく変わりますので、自分の顔のコンプレックスが骨格によるものという方に向いている施術です。
しかし大掛かりな施術の為、リスクも大きくなってしまう治療ではあります。ここからは、エラ削りによって起こりうるリスクについて解説していきます。
エラ削りによる8つのリスクって?
オトガイ神経を傷つけることで麻痺が残るリスク
まず考えられるリスクは、施術部に麻痺が残ってしまうというものです。簡単に顔の輪郭を変えることができるエラ削りですが、削る際にオトガイ神経を傷つけることで、麻痺が残ってしまう可能性があると言われています。麻痺が残ってしまうことによってうまく笑えなくなったり、表情が乏しくなってしまったりということも考えられます。
医師の技術により左右差があらわれるリスク
エラ削りでは輪郭が左右対称にならなかったり、削りすぎて輪郭が細すぎてしまったりという失敗があると言われています。どんな施術にも医師の技術力というのは反映されますが、エラ削りも医師の技術によってデザイン的な失敗のリスクが高くなってしまいます。
骨が削られすぎて部分的に強度が弱くなるリスク
骨をたくさん削ることによって顔のイメージも大きく変化させることができますが、削りすぎて骨がもろくなり折れやすくなったり、物を食べる時に違和感を感じてしまったりということもあるでしょう。また食べにくさを感じることもあります。
口が開けづらくなるリスク
エラ削りをすることで大きな口を開けて大きなものを食べられなくなったり、大きな口を開けて笑うことがしにくくなるということもあります。施術直後はこのような症状があらわれやすく、一般的には数か月で改善される方が多いと言われています。しかし中には、数カ月たっても改善されないという方もいらっしゃるようです。
たるみが出るリスク
輪郭の骨を削ることで肌もたるみやすくなり、肌にハリがなくなったと感じるようなこともあります。また、頬のラインや顎のラインはシャープになっても、たるみやすくなることで肌に老いを感じることも出てくるでしょう。
施術後に気道がふさがり窒息してしまうリスク
エラ削りは顎のラインの骨を削るため、術後の出血や腫れによっては、気道がふさがり窒息してしまうリスクがあります。骨の部分にだけ影響があるのではなく、周りの神経・気管への影響も理解しておくと良いでしょう。
エラ削りのリスクを減らすために出来ること
①クリニックを慎重に検討すること
エラ削りのリスクが100パーセントないというクリニックはないですが、できるだけリスクを回避するためにも施術経験の多い医師がいるクリニックを選びましょう。また、口コミだけで判断するのではなく、実際にカウンセリングに足を運んでみると、クリニックの雰囲気が分かりやすいですよ。
②ドクターの経歴や症例写真、ドクターの口コミを確認する
施術時のリスクを減らすためにも、ドクターの経歴や成功例ともいえる症例写真もチェックしましょう。また、口コミは良いことばかりが書かれているものばかりでなく、デメリット部分や注意したほうが良いことも書かれている口コミも参考にしてください。
③エラを削りすぎないように打合せする
エラ削りの失敗で多いのが削りすぎですが、削ってしまったものは元の状態には戻すことができないので、リスク回避のためにもどれくらいが理想なのかということをしっかりと医師に確認しておくようにすることが大事です。エラを削りすぎないように打ち合わせの時間を持ちましょう。
④別の施術を選択する
エラ削りをしなくても、少し輪郭をシャープに変えるくらいなら引き締め効果のあるエステでも可能な場合があります。エラ削りのリスク自体を減らすことは難しいので、他の施術も検討してみることで、よりリスクの少ない方法で効果的な施術を受けられるかもしれません。
まとめ
エラ削りは顔が大きいという悩みを解消したり、四角い輪郭を変えることが出来る施術です。しかし大きなリスクも伴うものなので、どういったリスク・デメリットがあるのか、またリスク回避するためにはクリニック選びも大事だということを覚えておくと良いでしょう。