眉骨削りについて
眉毛の上の部分が出っ張っていることでごつい印象を与えてしまいますが、眉骨削りによって解消を目指すことが可能となります。顔の目立つ部分を変えることに躊躇する人もいるでしょうが、実際にどんな術式でリスクがあるのかについて説明していきます。
眉骨削りとは
真横から見ても横から見ても明らかに眉毛の上の部分が出っ張っていると、ゴリラのようにごつく目の周辺がきつい印象を与えてしまいますが、不要なでっぱり部分を削り丸みを帯びた自然な形に形成することできつい印象を取り除くことが可能です。
全身麻酔を行い切開は目立たない部分の眉毛や二重ラインに沿って行うこともありますが、額の全体的なバランスをとって丸みを出さなければならないときは、生え際や頭頂部あるいは後頭部を環状切開して皮膚を剥離していき骨を露出せて眉骨削りを実施します。
眉骨削りの効果
ホリが深く濃い顔立ちを優しい印象に変えてくれる効果があり、眉骨削りによってごつさがなくなれば額の形もすっきりします。女性はより丸みを帯びて柔らかい印象になりますし、男性も角張った雰囲気がなくなりホリが深いことで与えていた怖さなどもなくなります。
眉毛の上のでっぱりがなくなることで目が影で見えにくくなることもなくなり、しっかり見てもらうことが可能です。
眉骨削りのメリット
ほぼ永久的な効果が期待できて額から目元にかけてなだらかに整えることが可能で、手術時間も削る量により違いがありますが長くても3時間程度で済みますし、入院期間も短くて済み手術の翌日には退院できる人もいるほどです。
不要なでっぱり部分を削るだけなので歪みが起きる心配もなく、小顔を目指したい人や女性らしい目元とおでこになれるメリットが眉骨削りにはあります。
眉骨削りのデメリット
デメリットといえるのは仕上がりのきれいさが医師の施術によって違ってくることで、技術がなければ左右差が生じてしまうとか変化が感じられない可能性も出てきます。全身麻酔を行うリスクがありますし、顔面にある血管や神経を傷つけてしまうことで麻痺が残る可能性も否定できません。
出血量が多くなれば感染症のリスクが高まりますし、眉骨削りの後の縫合処理やアフターケアがしっかりと行われないと皮膚のたるみが生じたり、でこぼこした跡が残ったりすることがあります。
眉骨削りのダウンタイム
入院は短くて1日程度ですが出血が多くドレーンが必要だった場合には3日程度必要になりますし、早めに退院できても4日程度は安静な状態で過ごすことになります。腫れのピークは3日目くらいで2週間近くは上瞼の腫れが目立ち、完全に腫れが引くのは2か月程度かかる場合があります。
傷が感染して膿を持つ場合や眉骨削り手術で出血がひどかった人ほどダウンタイムが長引く傾向があって、4か月程度経過しても患部が落ち着かないようであれば再施術を行わなければならない可能性があるため医師に診てもらいましょう。
眉骨削りのアフターケア
剥離した皮膚がしっかりと定着してなおかつ眉骨削り部分がたるみにならないためにも、手術後5日間程度は包帯をしっかりと巻き付けて患部をある程度圧迫しておかなければならない場合があります。
感染を防ぐため傷口の消毒や傷みがひどい場合には痛み止めなどによる対応が必要で、抜糸が終わった後も経過観察のための通院が必要です。状態が落ち着き完成といえるようになるまで6か月程度かかりますから、それまでの期間は医師に指示された通りの間隔で治療や通院をします。
眉骨削りの失敗・修正
削り方が荒く皮膚の上からでこぼこした跡が目立ってしまうことや左右のバランスが悪い時、削りすぎてへこみがあるなど施術や知識がない医師が担当してしまうと失敗するリスクが高く、眉骨削りの修正が必要になってきます。
再度切開して削り直すか骨セメントを使用してなだらかに整える必要性があり、修正を行うときのほうが広く切開しなければならずリスクが高まる人もいて、何度も手術することで色素沈着や皮膚の癒着などが起こることも懸念される状態です。
眉骨削りのクリニック選びのポイント
数多く眉骨削りを行ってきた医師ほど技術や知識が備わり成功する可能性が高まるのはもちろんですが、手術の丁寧さや患者とのコミュニケーションをしっかりと行ってくれるかも重要なポイントとなります。
クリニック選びでは費用面を重視しがちですが、名医として評判が高い医師がいるクリニックを選んだほうが失敗するリスクを減らして希望通りの眉骨削りを行ってもらえる可能性が高まりますし、手術前から手術後のアフターケアまで安心して任せることが可能でしょう。
眉骨削りが気になる方はクリニックに相談しましょう
ごついでっぱりをなくしてなだらかにできる眉骨削りはリスクを伴う手術であり、満足できる結果を得るためには手術内容をよく理解するとともに慎重にクリニックを選んで、名医に担当してもらうことが肝心です。コミュニケーションをとってデザインについても話し合い、目指す形に仕上げてもらいましょう。