顔の歪みを改善する整形について
顔の歪みはそのまま放置していると顔の印象を大きく左右する要因にもなっていきます。解消のためには整形手術にチャレンジするのがベストになってくるわけですが、具体的に整形治療と言ってもその方法にいくつかの種類があります。まずはその種類について把握していくことからはじめていきましょう。
顔の歪みが出来てしまう原因
噛み合わせの悪さ
そもそも、どうして顔の歪みの症状は引き起こされていくのでしょうか?その原因としてまず挙げられるのが噛み合わせ悪さです。噛み合わせが悪いと骨格にも影響がでてくるため、見た目に大きな違いがあらわれるようになります。歯並びが元々悪い人であればこうした症状があらわれやすいため注意が必要になってきます。
生活習慣の乱れ
そして、一見関係なさそうに見える生活習慣の乱れも注意が必要です。生活習慣が乱れることによってむくみや血行不良、体調不良が顕著にあらわれるようになります。これに姿勢の悪さや歯列の悪さなどの要素が加われば、顔の歪みの症状も顕著にあらわれてしまうことになります。
もちろん、こうした理由以外でも顔の歪みは引き起こされていきますが、思い当たる節がある人は今一度、自身の生活習慣を見直してみたり、症状を少しでも抑える工夫を施していきましょう。すぐに改善がみられるわけではありませんが、少なくとも症状の悪化は防ぐことが可能です。
顔の歪みを改善する整形①ボトックス注射
顔の歪みを改善する整形治療として、ボトックス注射がお勧めになってきます。ボトックス注射は、専用の薬剤を患部に注入することで、その部位の筋肉の収縮を抑制していく事が出来ます。筋肉が麻痺した状態になるので、結果として筋肉が細くなり顔のバランスを整えていく事ができるというわけです。特に筋肉の発達によって歪みの症状があらわれているという人にはおすすめの治療となってきます。
費用負担もそこまで大きくはありませんし、何よりダウンタイムが短いので初心者でも気軽にチャレンジできるという点がメリットです。
顔の歪みを改善する整形②ヒアルロン酸注入
この他、症状を改善していく為にはヒアルロン酸注入の整形治療もおすすめになってきます。この治療では、その名の通りヒアルロン酸成分を直接肌内部に注入していきます。肌にふくらみを持たせることが出来る他、肌機能を活性化していく事もできるので肌トラブル全般の改善に有効とされています。
顔にできた窪み、凹みなどにもこの治療は有効なため、左右で顔のバランスが違うという人にも打ってつけの方法として取り上げられています。
顔の歪みを改善する整形③頬骨弓骨切り移動術(ZAO)
症状を改善していくために頬骨弓骨切り移動術という方法もおすすめになってきます。この頬骨弓骨切り移動術は、出っ張っている骨を切ることで直接的に顔のバランスを整えていく事が出来ます。骨格から変化させていく事が出来るので、生まれつき症状があらわれているという人にもおすすめの方法です。
骨を削る分体への負担は大きくなる傾向にありますが、それでも一度の治療で劇的な変化を得られるというのであれば決して悪い話しではありません。
顔の歪みを改善する整形④頬骨弓拡大術
頬骨弓拡大術という方法であれば、左右で歪みが顕著な人におすすめになってきます。一度頬骨の位置を調節して不足した部分を医療用のセメントで固めて拡大していきます。これによって左右のバランスがきれいに整いますし、見た目に歪みを解消していく事が出来ます。
頬骨のどの部位にセメントを入れるのかはそれぞれのケースで異なってくることになりますが、骨格から大きく見た目を変える事ができるという点はこの治療の大きなメリットとして挙げられていきます。
顔の歪みを改善する整形⑤下顎角形成術
下頬角形成術という方法であれば、出っ張ったエラ部分の骨を直接切除していく事が出来ます。えらが出っ張っている人はもちろんですが、顔の大きさが左右で異なっているという人にもおすすめの治療方法となってきます。
この治療は口の中を切開して手術を進めていく事になる為、傷跡が後になって目立つことがありません。傷跡が残らず体への負担が比較的少ないという点では、患者にとってもメリットのより多い治療方法だといえるでしょう。
顔の歪みを改善する整形⑥下顎角形成術
エラ部分の骨を切ったり削ったりするのではなく、逆に移植することで形を整えていく方法もあります。それが人工骨、チタンインプラントなどを用いた移植による下頬角形成術という治療です。あらかじめ左右のバランスを見ながら自分の骨格に合った、移植用の人工骨やチタンインプラントを用意しておきます。それを手術によって患部に埋め込んでいくことで、左右での違いを軽減していくわけです。
この治療は主に、エラ部分の骨の出っ張り方が左右で違うという人に向いています。
顔の歪みを改善する整形⑦下顎枝外板移動術
この他、下頬枝外板移動術という方法でも左右のバランスを調整することが可能です。エラ部分の骨の出っ張り、この大きさはおなじでもその高さに違いがあるという人におすすめの治療です。この治療では一度患部の骨を切り取り部分的に移動していきます。その後、患部をチタンスクリューなどで固定すれば、左右でのバランスを確実に解消していく事ができるというわけです。
噛み合わせは正常なのにも関わらず顎部分に歪みがあらわれているという人に向いている方法でもあります。
顔の歪みを改善する整形を受ける際のリスク
顔の歪みを改善する整形にはいくつかの種類がありますが、やはり手術という事もあり多少のリスクはつきものとなってきます。特に、骨切り術など体への負担が大きい手術ではそのリスクがより高くなっていきます。手術後に患部の腫れや痛み、内出血などの症状があらわれやすくなりますし、傷が治るまでの期間であるダウンタイムはより長くなっていきます。それぞれのケースで正確な期間は変わってくることになりますが、長いものだと1か月から2か月ほど先に挙げたような症状が続くケースもあるため注意が必要です。
こうしたリスクが不安だという人であれば、出来るだけ体への負担が少ない、ボトックス注射やヒアルロン酸注射などの治療から挑戦していくのもおすすめになってきます。
顔の歪みを改善する整形で失敗しないためのクリニック選び
治療のためにはまずクリニック選びが重要になってきます。まずポイントとなってくるのはそのクリニックの設備、医師の実績数や経歴です。設備がしっかりしているクリニックであれば、それだけサービスやアフターフォローも徹底されていますし、選択できる治療の幅も広がっていきます。
そして、医師の経験や実績数が豊富であればあるほど、治療のリスクは軽減されていき安心感が高まっていきます。クリニック選びの際にはこうした点に注意していくこと、これを心がけていくといいでしょう。
顔の歪み改善するためには自分に合った治療法を選びましょう
顔の歪みを解消するためには整形治療がおすすめですが、それぞれの症状・状態にあわせてより自分に合った方法をさがしていく事がポイントとなってきます。予算や好みに合わせてしっかり判断していくようにしましょう。