頬骨削りの術後の経過について詳しく知りたい!
頬骨は高すぎるとアクの強い個性的な顔になってしまいます。あと少し控えめな頬骨だったら、と悩む人が救いの手として選ぶのが美容整形の頬骨削りです。ただし、術後はダウンタイムというものがあるため、その経過についてきちんと把握しておくことが大切だと言えるでしょう。
頬骨削りの施術直後
手術後は1泊入院が基本ですが、施術直後は麻酔が利いているため痛みを感じることはほとんどありません。腫れ止めの点滴をする場合がありますが、クリニックによって対応が違いますので事前のカウンセリングで疑問は解消しておきましょう。
頬骨削りの施術1日~3日後
手術後の腫れなどがピークになるのが術後1日~3日目です。痛みがひどい場合は鎮痛薬などを処方してもらえます。入院中は強い鎮痛薬を使用することも可能なので、痛みに対する心配はあまり必要無いと言えるでしょう。日常生活も可能ですが、腫れが落ち着くまでは入浴などは控えたほうが良いでしょう。
頬骨削りの施術後1週間後
手術後1週間後はクリニックでも診察を行ってくれるので、心配なことがあれば聞いておきましょう。腫れはだいぶ落ち着いてきますが、内出血などがある場合はもう少し我慢が必要です。顔全体がむくんでいるような感覚がありますが、時間とともに解消されます。
頬骨削りの施術後10日~2週間後
術後10日が経過すると内出血も殆ど気にならなくなってきます。口を動かしたり物が噛みずらいといった症状も落ち着いてきます。顔全体にはまだ違和感が残っているかもしれませんが、腫れはほとんどなく、少しむくんでいるような症状が出ている状態です。
頬骨削りの施術後1か月
手術の傷もほとんど落ち着き、物を食べたり飲んだりということにも不自由がなくなります。術後1か月の診察をクリニックで受け、経過を診断してもらいましょう。この時期にまで不調や痛みがある場合は報告し、指示を仰ぎましょう。稀に眉毛が動かしにくいという症状が残っている場合があります。
頬骨削りの施術後3か月
手術後3ヶ月以上経つと普段通りの生活を送れる状態になっていると言えるでしょう。部分的にしびれなどが出ている場合、最長でも1年間ほど完治までにかかる場合があります。また、稀に感覚が完全に元に戻らない場合もあるようです。この時点で気になる症状がある場合は、迷わず担当医師に相談しましょう。
頬骨削りの施術後に起こりうる後遺症
(1)たるみ
骨を削った後は皮膚と骨との間に隙間ができるため、皮膚がたるんだような現象が起きることがあります。次第に皮膚が引き締まってきますのでむやみに触るのはやめましょう。
(2)感染症
手術後熱や痛みが増す場合は感染症の疑いがあります。その場合、抗生剤の点滴を行ったり、内服薬を使用することもあります。まれに傷を切開して膿を出すなどの処置が必要になる場合もあります。
(3)血がたまる
手術の部位内で出血すると周辺組織に血がたまり、赤紫の腫れが生じる場合があります。そのままにするとしこりや化膿の心配がありますので、早めにクリニックの担当医師に相談しましょう。
(4)縫い糸が出てくる
口腔内の手術糸は溶ける糸を使う場合が多いですが、術後に縫合部分から糸が皮膚を突き破って出てきてしまうことがあります。化膿する恐れがあるため、糸の除去が必要です。
(5)頬の知覚異常
術後は感覚が鈍くなるためしびれたような感覚が起きる場合があります。知覚神経の近くを施術するために起きることで、術後1年以内には解消されることがほとんどです。
(6)頬骨の左右差の違和感
頬の高さは骨そのものの影響と筋肉の影響の2つが関係してきます。骨を切って形成した場合は筋肉に引っ張られて頬骨の高さが変わってしまうことがあります。
(7)口が開かなくなる
術後は口を動かすことに痛みがあるため、ついつい動かさずに放置してしまいがちです。数週間経過すると口が開かないと感じるようになってきます。ある程度痛みが解消されたときには自宅で開口訓練を行うようにしましょう。
輪郭整形で永久的な後遺症を残さないためにできること
やりすぎない
輪郭整形において永久的な後遺症を残さないため、施術をやり過ぎないことが大切です。 しかし、納得が行かず、輪郭形成を頻繁に繰り返し行なってしまう方も少なくありません。 繰り返し行うことで、後遺症が残ってしまうリスクが高まるので、しっかりとカウンセリングを行い、大きな施術の場合は特に綿密なカウンセリングを行うことが重要です。
後遺症・リスクを十分に理解する
自分が希望する施術に対して、あまり良く知らずに受けてしまうと、こんなはずではなかったと後悔する方も少なくありません。 事前に受ける施術にはどのような後遺症が残る可能性があるのか、どのようなリスクを伴うかを十分に理解した上で施術を受けることがポイントです。
頬骨削りの腫れが早く引く過ごし方
(1)安静に過ごす
体を動かすことで血流が良くなるため腫れや痛みが長引くことにつながります。激しい運動は避けて安静に過ごすことが腫れなどを長引かせないポイントになります。
(2)身体を温めすぎない
入浴も血行促進効果があり、腫れを助長します。体を温める効果のあるショウガやネギなどは控える等食生活も気を付けるようにしましょう。腫れや痛みが強い場合などは冷やすことも効果的です。
(3)施術部を心臓よりも下にしない体勢で過ごす
心臓から送られる血液は当然ながら下流に流れるほうが勢いが付きます。勢いが強いと腫れが収まりにくくなりますので、まくらなどは少し高めにしておくとよいでしょう。
いかがでしたか?
顔のコンプレックスはどんな些細なものでも解消したいと思うものです。理想に近づけばそれだけ自分の自信になりますね。しかしながら、手術にはその後のダウンタイムや副作用もあり、リスクと隣り合わせなものであるので施術を受ける前には慎重なクリニック選びと十分なカウンセリングを受けるのがいいでしょう。