ヒアルロン酸

ヒアルロン酸注射による輪郭形成とは|効果・メリット・デメリットを紹介

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手術をせずに理想のフェイスラインに近づけたいという方も少なくありません。そんなときに効果的な方法がヒアルロン酸注射です。

そこで今回は、ヒアルロン酸注射による輪郭形成の効果・メリット・デメリットなど、施術に関する知識を紹介していきます。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成とは

ヒアルロン酸による輪郭形成とは、額・こめかみ・頬・顎などにヒアルロン酸を注入して、輪郭を整える方法です。

この施術は注射のみで行えるため、身体への負担が少なく、長期の休みが必要ないといった特徴があります。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成の効果

額への効果

額へのヒアルロン酸注射では、ふっくらとした丸みのあるおでこの形成や、西洋人のような彫りの深い立体的な顔を形成することができるでしょう。

こめかみへの効果

こめかみに対して行うケースでは、ボリュームが出て、老け印象を改善する効果が期待できます。

”こめかみの凹みが気になっている場合、その部位にヒアルロン酸を注入するという施術があります。この施術は安全性が高く、手軽に治療を受けられるので人気が高くなっています。”

引用:美容医療相談室【こめかみのへこみや窪み|ヒアルロン酸注入による治療について解説】

頬への効果

頬へのヒアルロン酸注射は、ふっくらと立体感を出すことで、フェイスラインを整えるだけでなく、頬骨を目立ちにくくさせる効果も見込めます。

顎への効果

顎にヒアルロン酸注射を行うことで、顎の後退が目立たなくなり、横から見たときの輪郭を整える効果が期待されます。

また、ヒアルロン酸で顎先を尖らせることで、シャープな顎を形成することもできるでしょう。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成のメリット

①注入量を確認しながら施術を行える

ヒアルロン酸注射による輪郭形成では、部分麻酔のため、注入量を確認しながら施術を行えるのがメリットでしょう。

その際、横になった状態だけでなく、起き上がったとき・横から見たときなど、角度を変えて確認することがポイントです。

これによって、術後に「物足りない」「入れすぎてしまった」という失敗のリスクが下がります。

②ヒアルロニダーゼで元に戻すことができる

修正したい場合は、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を分解する酵素でヒアルロン酸を無くすことが可能です。

もしも仕上がりに納得がいかない・トラブルが起きてしまった場合には、注入後の腫れなどが落ち着き次第、ヒアルロニダーゼを注入することで、元に戻すことができる点もメリットと言えます。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成のデメリット

①持続期間が短い

ヒアルロン酸注射は、ジェル状の液体が注入されることですぐに効果を実感できますが、長期持続は見込めません。

使用するヒアルロン酸の種類や部位にもよりますが、一般的に持続期間は半年〜1年といわれています。

②費用が高額化する

ヒアルロン酸注射は、骨に直接アプローチする方法よりも1回あたりの費用は安いです。

しかし、効果は永続的なものではなく、時間の経過とともに消失していきます。そのため、施術を繰り返せば、外科的な輪郭形成術と変わらない費用になることがあります。

また、持続性の高いヒアルロン酸を選んでいる・一度で注入する量が多いという場合には、1回あたりの費用自体も決して安いとは言えない金額になるため注意しましょう。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成の失敗

 

①しびれが生じる

ヒアルロン酸注射による輪郭形成では、注入部位の近くに通る神経に針が触れてしまうと、しびれが生じるケースが考えられます。こうした症状は、回復までに1〜3ヶ月ほどの時間が必要です。

②凹凸ができる

注入したヒアルロン酸が均一に広がっていない場合、注入部位に凹凸ができてしまうでしょう。

このケースでは、マッサージをしてなじませることで改善が見込めます。

ただし、中々改善が見られないという場合には、ヒアルロニダーゼで注入したヒアルロン酸の吸収を早める必要があります。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成のクリニック選びのポイント

ヒアルロン酸注射による輪郭形成は、ほとんどの美容皮膚科・美容外科で行われている施術です。そのため、“どこのクリニックで受けても同じ”というイメージを持っている方も少なくありません。

しかし実際には、施術を行う医師の技術力によって、仕上がりが異なります。

満足のいく結果にするためには、専門性・技術力の高い医師を選ぶ必要があります。

医師選びのポイント

医師選びのポイントの一つは、これまでの経歴をチェックすることが大切です。

医師免許があれば医療行為は可能ですが、”施術を行える=技術力”があるとは限りません。そのため、医師免許取得から10年以上経過している、美容外科のベースである形成外科の出身であることを確認しましょう。

そのほかにも、カウンセリングで無理に施術を勧めないデメリットやリスクをしっかりと説明してくれる親身に話を聞いてくれるといった、実際のカウンセリングで得られる印象などを総合的に判断することが大切です。

ヒアルロン酸注射による輪郭形成のメリット・デメリットを理解して受けよう

ヒアルロン酸注射による輪郭形成は、注入量を確認しながら施術を行える・元に戻せるといったメリットがある一方で、持続期間が短い・費用が高額化する可能性があるといったデメリットも存在します。

施術に対しての理解が不十分だと、「施術を受けなければよかった」と後悔することになりかねません。

そのため、ヒアルロン酸注射による輪郭形成のメリット・デメリットをあらかじめ理解してから受けるようにしましょう。