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顎プロテーゼの抜去と同時に行うヒアルロン酸注射のメリット・デメリットとは

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顎プロテーゼの抜去は、プロテーゼの挿入後に起きたトラブルの改善が期待できる方法です。しかし、「以前のような顎に戻りたくない」「急激に変化して整形がバレてしまうのが嫌だ」という方も多いでしょう。

そんな悩みを解決することが可能な施術がヒアルロン酸注射です。

そこで今回は、顎プロテーゼの抜去とヒアルロン酸注射を同時に行うことのメリット・デメリットを紹介します。

顎プロテーゼの抜去とは

顎プロテーゼは、フェイスラインを整える・立体的な顔立ちにするためなどに行われる施術です。しかし、これを受けたことによって、「顎がしゃくれてしまった」「仕上がりが気に入らない」などという理由から、プロテーゼの抜去を希望する方もいます。

抜去では、口の中を2〜3cmほど切開し、挿入したプロテーゼを取り出します。この施術は、プロテーゼの挿入時よりも短く、時間がかかっても約30分で終了します。

また、見えない口の中を切開するので、顔の表面に傷跡が残る心配もありません

顎プロテーゼの抜去後に行うヒアルロン酸注射とは

顎プロテーゼの抜去後に、「元の顎には戻りたくない」「異物を入れない方法で輪郭を整えたい」という希望に合わせて、ヒアルロン酸注射を行います。

ヒアルロン酸注射とは、肌の潤いや弾力をサポートする働きがあるヒアルロン酸を顎に注入する方法です。もともと体内にある成分のため、アレルギー反応が起こるリスクが低いという特徴を持っています。

また、1回あたりの費用は顎プロテーゼよりも安く、仕上がりを見ながら施術を行えるのも魅力です。

ヒアルロン酸の注入量により変動しますが、5~10万円程度が目安となります。吸収されたのち、継続的に注入する場合はさらに料金がかかります。

引用:美容医療相談室「ヒアルロン酸注入(あご)」

顎プロテーゼの抜去と同時に行うヒアルロン酸注射のメリット

抜去と同時に行うことで、顎プロテーゼが入っていたときのフェイスラインを維持しながら徐々に元の顎に戻すことが期待できます。

また、デザインが気に入らなかった場合には、ヒアルロニダーゼという酵素で溶解することが可能な点もメリットでしょう。

顎プロテーゼの抜去と同時に行うヒアルロン酸注射のデメリット

顎プロテーゼの抜去と同時にヒアルロン酸注射を行うデメリットは、アンバランスな仕上がりになる可能性があるという点です。

顎プロテーゼの抜去と同時にヒアルロン酸注射を行うことは、状態によっては可能です。しかし、術後の腫れ・内出血・むくみなどの症状が出ているところにヒアルロン酸を注入してしまうと、最終的な仕上がりに納得できないケースも多くあります。

さらに、発生頻度は低いですが、ヒアルロン酸注射でも感染症を引き起こしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

顎プロテーゼの抜去後のヒアルロン酸注射は時間を空けてから受けよう

顎プロテーゼの抜去後、同時にヒアルロン酸注射を行うことは可能です。しかし、希望の仕上がりにならないリスクが伴います。

そのため、顎プロテーゼの抜去後、症状が落ち着いてからヒアルロン酸注射を行うようにしましょう