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顎変形症の手術後から仕事復帰までの期間とは|ダウンタイムについて解説

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顎変型症の手術後の仕事復帰までの期間について

顎変形症のため手術を行うと美容整形に近いくらい顔の形が変わると言われています。どんな手術になるのか、手術をした後に仕事復帰が出来るのかなど、事前に知っておくことで計画的なスケジュールを立てることができます。

そこで今回は、顎変型症の手術後から仕事復帰までの期間や症状について紹介していきます。施術を受けるための計画的なスケジュールを組むために参考にしてみてください。

顎変型症とは

顔面が変形しており、顎の骨の位置や大きさに異常がある場合、発音やかみ合わせなどの機能障害が起こる事があります。このような症状が顔に起こっている事を顎変形症と言います。顎が大きく前に出てしまっている状態や左右がずれている、上下の大きさが合っていないといった症例が考えられます。

顎変形症によって口腔の機能に大きな問題があると判断された場合には、通常の矯正治療だけではなく外科手術も必要となります。外科手術となれば健康保険適用となるので保険の範囲内での治療となります。

顎変形症の手術後から仕事復帰までの期間

「下顎枝垂直骨切り術」の場合

下顎枝垂直骨切り術は、下顎の骨の部分を垂直に分割してずらし、骨片の固定は行わないで上下の歯をしばって行う手術です。術後は約1週間程度口を開けないようにして、咬みあわせを固定した状態を保たなくてはいけません。また、顎間を固定する事で気道閉経する可能性があるので注意が必要になります。

仕事の復帰までの具体的な期間は、術後の経過や個人によってことなるので事前にカウンセリングで医師に相談しておきましょう。あまり多く行われるような手術ではないですが、手術の回数や時間も短く、神経麻痺などの後遺症が少ないと言われています。

「オトガイ形成術」や「下顎の前歯部歯槽骨切り術」の場合

オトガイ形成術は顎変形症の中でも、顎ではなくオトガイの形に問題がある場合に行われる手術です。それ以外にも、顎の手術だけでは矯正が不十分だと判断された場合に、他の手術と合わせて行われることがあります。下顎の前歯部歯槽骨切り術は下顎の歯を抜歯して隙間を作り、かたまりとして切離した後に正しい位置で固定する手術です。

どちらも大体「1~2週間程度の入院」が予想されますので、仕事復帰をする際にはきちんと計画を立てる必要があるでしょう。

顎変型症の手術後の後遺症

顎変型症は大きな手術となりますので、術後すぐは「腫れや痛み」を感じることがあります。また、手術を受けた人の中には、顔を洗うことすら出来ないくらい痛みを感じることもあります。なので、術後しばらくは仕事への復帰が難しくなってしまいます。

また、それぞれの施術によってもダウンタイムや術後の症状が異なるので、施術を受ける際にしっかりと医師に確認しておきましょう。

医師に相談して仕事復帰までの計画的なスケジュールを組みましょう

顎変形症は非常に大きな手術を要しますので、顎変形症だと診断された場合には、事前にきちんと計画を立てる必要があります。仕事復帰をするにも数週間、中には数ヶ月程度は入院をしなくてはいけない可能性がありますので、事前によく医師と相談をしなくてはいけません。

また、顎変形症と言いましても様々な治療方法があります。自分に適した治療方法を見つけるためにも、医師ときちんとコミュニケーションを取るようにしましょう。手術前には気になる事は全部質問をして、疑問を解消してから受ける事も忘れないで下さい。

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