ガミースマイルの手術後のダウンタイムはどれくらい?
笑った時などに、上唇が大きくあがって歯ぐきの大部分が丸見えになる症状をガミースマイルと呼びます。ガミースマイルの度合いによって複数の治療法がありますが、重度の場合によく用いられるのが手術です。ここでは、術後のダウンタイムについて紹介していきましょう。
そもそもガミースマイルとは?
ガミースマイルの症状は、笑顔になった時に歯茎がむきだしになってしまうというものです。健康に害があるものではありませんが、審美的な観点から気にする人は多くいます。
上顎が前にでっぱっている、歯が前にでている、上唇を持ち上げる筋肉の力が必要以上に強いといったことが原因で起こります。
ガミースマイル手術にはどんなものがある?
ガミースマイルの治療法には複数あり、軽度の場合は歯茎の上の粘膜を切除する方法がとられます。しかし重度のガミースマイルには効果がないことがあり、その場合は上顎短縮骨切り(LeFortⅠ型)と呼ばれる手術が用いられます。
これは、上顎の骨を水平に切除し、上の歯全体を上に引き上げてチタンプレートなどで固定するというものです。重度のガミースマイルに有効な方法で、症状の根本からの改善に繋がります。骨そのものを切り取ってしまうため、ガミースマイル改善の半永久的な効果があります。
ガミースマイルの手術後のダウンタイム
気になる手術後のダウンタイムはおよそ2~3週間といったところでしょう。ただし、むくみが落ち着くまでには3か月程度かかることがあります。術後の腫れは3日ごろがピークとなります。その後少しずつ落ち着いていき、2~3週間ほどで消えるでしょう。
入浴は、体が温まりすぎないように気をつければ、シャワーなら可能です。術後の数日間の食事は、熱いものや辛いものなど刺激の強い食べ物はよくありません。数日は硬いものも避けた方がいいでしょう。ダウンタイムの間は運動は避け、安静に過ごしましょう。
ダウンタイム中の痛みや腫れ
ダウンタイム中に感じる痛みの度合いには個人差がありますが、耐え難いほど激しい痛みということはないでしょう。まず平均的なレベルと言えます。腫れは3日目ごろがもっともピークとなります。その後ゆっくりとおさまっていきます。
ダウンタイムの過ごし方にも注意しましょう
上顎短縮骨切りの手術は、ガミースマイルを根本から改善することができます。ダウンタイムの腫れのピークは3日程度ですが、落ち着くまでには数週間かかります。ダウンタイムにしっかりとしたケアを怠ると仕上がりにも影響がでてしまうので、ダウンタイムの過ごし方にも気をつけましょう。もしダウンタイム中に何か問題が起こった場合は直ぐに担当医師に相談しましょう。