エラボトックスによるたるみとは?
年を取ると肌の弾力が失われて、頬や顎にたるみが出やすくなります。それとは別に、エラボトックス注射の影響で皮膚にたるみが出ることもあります。その関係について説明します。
比較的たるみの悩みは多いらしい…
エラボトックスは手軽に小顔効果が得られるプチ整形として、美容外科でも人気メニューのひとつになっています。その一方で、施術後しばらくすると頬がたるんできたという方が少なくありません。
どうしてたるみが出来てしまうの?
エラボトックスは神経伝達物質に作用して、頬の筋肉に力が入らないようにする効果があります。あまり使わない筋肉は自然に痩せていくため、頬から顎にかけてのラインがほっそりしていくわけです。しかし表情を作る筋肉が弱まることから、笑ったときや怒ったときの顔が不自然になったり、顔全体が弛んだように見えることがあります。また筋肉が痩せると表面の皮膚が余ってしまい、たるみが出来やすくなります。
いつからたるみ始める?
人によって異なりますが、早ければエラボトックスが効果をあらわす1~2週間後に出る場合もあります。長期間にわたり何度も繰り返して施術を行うほど、たるみが出る可能性は高くなります。
対処法を教えて!
【フェイスリフトを合わせて行う】
たるみ対策として最も有効な施術のひとつにフェイスリフトがあります。余った皮膚を切除したり、糸で吊り上げたりすることで、直接的にたるんだ部分を改善することができます。
【ヒアルロン酸を注入する】
フェイスリフトよりも手軽な方法がヒアルロン酸の注入です。たるんだ部分をふっくらとさせ、シワを防ぐ効果も期待できます。ダウンタイムがほとんどないこともメリットです。
そもそも、たるみを防ぐには??
(1)少量ずつ注入する
一度に大量に注入すると、効果が大きくなりすぎてしまい、予想外のたるみが出来る恐れがあります。様子を見ながら少量ずつ注入することをお勧めします。
(2)再注入する際には半年期間を空ける
期間を空けずに連続して注入すると、やはり筋肉を弱めすぎることに繋がります。クリニックを変えて施術を受ける場合には特に注意が必要です。
(3)年齢や輪郭の状況を見て判断する
年齢が高いほどたるみは出来やすくなりますし、骨格によってはエラボトックス以外の方法が向いている場合もあります。ドクターと十分に相談して判断しましょう。
いかがでしたでしょうか?
エラボトックスは安価で手軽な上に、大きな効果の期待できる小顔術ですが、たるみが出来るリスクもあります。施術を受ける前にはしっかりとカウンセリングを行い、あらかじめ対策を考えておくことが大切です。