口元・歯(アドバンス)

受け口手術の費用はどのくらい?相場と保険適用の費用について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

受け口手術の費用はどのくらい?保険は使える…?

受け口を直すには、矯正手術と外科的な手術で改善する方法があります。受け口手術にかかる費用はどのくらいなのか、手術と矯正は何が違うのかなど気になりますよね。

今回は受け口手術にかかる費用をはじめ、受け口手術と矯正の違いについて紹介していきます。

受け口とはどんな状態?

下顎が上顎より前に出ていて、正常な噛み合わせが出来ない状態を受け口や反対咬合と呼んでいます。発音に支障が起きたり、美的な面でコンプレックスの原因になったりすることもあります。

受け口修正の手術には保険が適用される!

単なる審美治療では保険適用になりませんが、噛み合わせに重大な問題があり、医療機関で顎変形症と診断された場合は、修正手術に保険が適用される場合があります。

修正手術の相場と最安値

顎の骨の一部を切って後退させる大きな手術になり、どこのクリニックでもおおよそ約100万円以上かかるのが普通です。保険が適用された場合、3割負担で約30万円程度で施術を受けられることがあります。

受け口の矯正ってどんな方法?

まず左右の小臼歯を抜いて、スペースを作ります。次にワイヤーで前歯に力をかけ、少しずつ歯を動かして、空いた場所を埋めていきます。歯並びや噛み合わせを整えることが主要な目的になります。

矯正で直す場合の相場・最安値

状態によって異なりますが、矯正治療でも費用は約10万円~100万円程かかります。

機能的な改善の目的ではない審美的な目的の場合は保険が適用されません。また受けるクリニックや歯科によっては保険が適用されない場合があります。

保険が適用されない場合は最低でも約30万円以上はかかるでしょう。

受け口の手術と矯正は何が違う?

①骨格まで改善できるか

手術では骨格まで修正しますが、矯正は歯を動かすだけなので、下顎のしゃくれた状態は改善できません。噛み合わせだけでなく見た目を改善できるのが手術の長所です。

対して見た目に問題はなく、噛み合わせのみ問題がある場合は、大がかりな手術をせずに矯正だけで改善できるのが長所です。

②治療の期間

矯正には短くても1年、長ければ3年ほどの期間が必要で、その間は器具を装着したままにしておかなければなりません。

手術は1日、ダウンタイムを含めても1か月程度で済みます。
しかしほとんどの場合、手術前後に歯列矯正が行われます。手術前に約1年程、手術後に約半年程、矯正が必要です。

③治療費用

一般に矯正よりも手術のほうが、治療費用は高額になります。ただし保険が適用されれば、あまり変わらない場合があります。まず保険適応のクリニックかどうかを確認してください。

施術費用には症状によって違いがある

同じ受け口といっても程度には個人差があり、適用できる施術の方法にも違いがあります。当然ながら費用も変わってくるため、まずは詳細なカウンセリングを受けることが大切です。

まとめ

症状によって個人差があり、一概に費用を断言することはできませんが、受け口手術には数10万円~100万円単位での手術費用が必要です。骨格の矯正が必要な受け口の場合には、手術を行った方が良いという場合があります。

まずは今の状態を見てもらうことからはじめましょう。