小顔整形を受けたいと思っていても、費用が高く、なかなか施術を受けられないという方も多いのではないでしょうか。
そのため、モニターやキャンペーンで安くなっている時に施術を受けたいと思う人も少なくありません。しかし、高額な費用がかかる施術が安いのにはそれなりの理由が存在します。
そこで今回は、小顔整形の費用が安い理由とそれに伴う危険性について紹介していきます。
小顔整形の費用相場①ボトックス注射
ボトックス注射とは、筋肉を動かしにくくする成分を注入し、筋肉が細くなることで痩身効果が得られる方法のことです。これをエラにある咬筋に注入すると、エラの張りが目立たなくなり、小顔効果が見込めます。
効果は3〜6ヶ月と一時的です。しかし、筋肉によるエラの張りが原因で顔が大きく見えている方に向いている方法と言えるでしょう。
ボトックス注射は、注入量や薬剤の種類、受けるクリニックによって異なりますが、1回あたり50,000〜100,000円が相場です。
小顔整形の費用相場②脂肪溶解注射
注射のみで行える小顔整形には、脂肪溶解注射も含まれます。脂肪溶解注射とは、脂肪溶解作用がある薬剤を、余分な脂肪が付いている頬や顎に注入する施術です。溶解された脂肪は、老廃物となって体外へ排出されることで小顔効果が得られます。
この方法は、特にフェイスラインの脂肪によって顔が大きく見えている方に向いている方法の一つです。
脂肪溶解注射の費用相場は、受けるクリニックが取り扱っている薬剤の種類のほか、注入量や回数によっても異なります。1ccあたりの費用は数千円〜数万円で、最低でも100,000円前後ほど必要になるでしょう。
小顔整形の費用相場③フェイスリフト
フェイスリフトは、しわ・たるみの改善を目的に行われている施術です。また、フェイスラインが引き上がることで小顔効果も期待できるため、小顔整形の一つに含まれています。
フェイスリフトには、高周波やレーザーなどを使用するマシンによるフェイスリフト、突起のついた極細の糸によるフェイスリフト、切開をして直接皮膚や筋膜を引き上げるフェイスリフトなどの方法があります。
マシンによるフェイスリフトの費用相場
マシンによるフェイスリフトは、機械の種類や効果の高さなどによって異なりますが、1回あたり150,000〜300,000円ほどです。
この方法は切らずに行えるというメリットがある一方で、直接しわ・たるみの原因を引き上げているわけではないので、効果は一時的で、半年〜1年ほどの持続しか見込めません。効果を維持するためには、年に1〜2回ほど施術を受ける必要があります。
糸によるフェイスリフトの費用相場
糸によるフェイスリフトは、糸の形状や本数などで費用は異なりますが、1回あたり最低でも200,000円ほどが必要になるでしょう。
施術から時間があまり経っていないうちであれば、抜糸で元に戻すことが可能です。その一方で、数年ほどで効果が薄れてきてしまうため、継続的に治療を行うのであれば、比較的高額になってきてしまうとされています。
切開によるフェイスリフトの費用相場
切開によるフェイスリフトは、受けるクリニックや施術を行う範囲にもよりますが、費用相場は800,000〜1,200,000円です。
この方法は、しわ・たるみの原因となっている皮膚や筋膜を直接引き上げるため、高いリフトアップ効果が見込めます。しかし、技術力が求められる難易度の高い施術のため、費用もその分高額です。
小顔整形の費用:骨切り・骨削り
小顔整形の中でも、骨格から小顔にしていく方法として、骨切り・骨削りがあります。骨に直接アプローチできる方法のため、高い小顔効果が見込める施術です。
施術の費用は、部位や術式、施術を行う範囲にもよりますが、最低でも800,000〜1,200,000円ほどの費用が必要です。
特に、骨の発達が原因で顔が大きく見えている方に向いている方法と言えるでしょう。
注入系の小顔整形が安いとは言えない
骨削りなど大がかりな施術と比較すると、ボトックス注射や脂肪溶解注射などの注入系の小顔整形は1回あたりの費用が安いです。
しかし、注入系の施術は効果が一時的なものや複数回の施術な必要なものなので、施術を繰り返し行えば、トータルでかかる費用はさほど変わらない可能性があります。
そのため、注入系の小顔整形が安いとは言えないでしょう。
小顔整形が相場よりも安い場合の危険性とは
小顔整形を受ける上で、”費用の安さ”で決めている方も多いのではないでしょうか。また、話だけ聞きにカウンセリングを受けたのにも関わらず、「今日受ければ安くなる」「今日契約すれば安くなる」と言われて、施術を決める方もいるでしょう。
しかし、費用の安さは、仕上がりや効果に影響してしまうと言っても過言ではありません。
小顔整形の費用が安い理由として、安価な薬剤を使用していたり通常よりも薄めていたりする・来院数向上のため・経験の浅い未熟な医師の技術力向上のため・クリニックの症例数向上のため・予約の空きを埋めるためなどが考えられます。
そのため、モニターやキャンペーンといった表記、「今日〜すれば」という勧誘には注意してください。
費用を抑えたい方にとっては嬉しいことですが、高額な費用がかかる小顔整形がなぜ、こんなにも極端に安いのかを考えてみる必要がありそうです。
小顔整形を受ける際のポイント
①迷っている場合にはその場で決めない
病院側は施術を受けてもらうことで利益を出しているので、断りにくい雰囲気を出されることがあります。また、クリニックによっては今日なら安くできると言われることもあります。
しかし、こう言った理由で決めてしまえば「施術を受けなければ良かった」と後悔することになりかねません。
そのため、不安や迷いがある場合には、”はっきりと断る”ことが重要です。
②自分に合った小顔整形の方法を選ぶ
小顔整形と言ってもその方法は様々で、いずれも向き・不向きがあります。それを見極めることは素人では難しいです。
そのため、実際のカウンセリングを通して、医師にどんな方法が状態に適しているのかを見てもらう必要があります。ただし、一人の医師ではなく、複数の医師の医師の意見を聞くことがポイントです。
万が一、技術力が低い医師にかかった場合、状態に適している方法よりも、その医師の得意な施術や、時間の経過とともに効果が消失していく施術を提案される可能性が考えられるからです。
失敗・トラブルのリスクを下げるには、複数の医師の意見を聞いた上で、自分に合った小顔整形の方法を選びましょう。
③専門性・技術力の高い医師を選ぶ
小顔整形のみならず美容整形全般に言えることですが、どんな施術を受けるにせよ、失敗・トラブルのリスクは0ではありません。特に、知識や経験の浅い医師ほどそのリスクを高めてしまいます。
そうならないために、小顔整形について専門性・技術力のある医師を選ぶことが大切です。
医師選びは、これまでの経歴や資格、研究や学会発表などのクリニックのホームページなどで得られる情報はもちろんのこと、不安に寄り添ってくれる・デメリットやリスクもしっかりと説明してくれる・決断を急がせず考える時間をくれるといったカウンセリングを通しての印象などを総合的に判断することがポイントです。
小顔整形は費用の安さだけでは決めないようにしよう
小顔整形だけではありませんが、美容医療は決して安いとは言い難い施術ばかりです。そのため、費用の安さだけで受けるクリニックや施術を決めてしまう方も少なくありません。
しかし、費用が安いには安いなりの理由が存在します。
そのため、小顔整形は費用の安さだけでは決めないようにしましょう。