顔の大きさ・形はもって生まれたものなので、そう簡単に変えることはできないと思ってる方も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、美容整形によってそうした輪郭を整え、小顔にすることが可能です。
そこで今回は、小顔整形の方法・向いている人・メリット・デメリット・費用を紹介します。
小顔整形の方法①脂肪溶解注射
小顔整形の方法として、まず挙げられるのが脂肪溶解注射です。この方法は、脂肪細胞を溶解する特殊な薬剤を脂肪が蓄積した頬や顎に注入します。
ダメージを受けた脂肪細胞は時間の経過とともに体外に排出されることによって、小顔効果を得られる施術といえます。
脂肪溶解注射が向いている人の特徴
脂肪溶解注射によって溶けた脂肪は、体外へ徐々に排出されることで効果を発揮します。
そのため、ダイエットをしたようなときのような自然な小顔効果を得たいという方に向いているでしょう。
脂肪溶解注射のメリット
脂肪溶解注射のメリットは、自然な小顔効果が期待できるため、施術を受けたことが周りにバレにくいという点です。
また、注射のみで行える方法なので、大きく目立つような傷跡が残る心配もほとんどないのもメリットでしょう。
脂肪溶解注射のデメリット
脂肪溶解注射は、溶解された脂肪を尿・汗・便などによって体外へ排出させることが必要です。排出に時間がかかれば、それだけ効果を実感するまでに時間がかかるでしょう。
また、少しでも高い効果を発揮するためには、運動やマッサージなどで排出を促す必要がある点もデメリットの一つです。
脂肪溶解注射の料金・費用
脂肪溶解注射の費用は、安い場合には1cc数千円という料金で施術を行なっているクリニックもありますが、1ccでは思うような効果が得られないため、それ以上の量を注入する必要があります。
この施術の相場は使用する薬剤の種類・回数・量などにもよりますが、1ccあたり10,000〜30,000円ほどです。しかし、効果を実感できるまでには最低でも100,000円前後の費用がかかるでしょう。
小顔整形の方法②ボトックス注射
小顔になるための整形として、ボトックス注射も方法の一つです。
ボトックス注射とは、筋肉の収縮を抑制する作用があるボツリヌストキシンという成分を注入する方法です。歯を食いしばった時に動く咬筋という筋肉に打つことで、筋肉が細くなります。
その結果、エラの張りが目立たなくなり、小顔効果が期待できる施術と言えます。
ボトックス注射は顔面痙攣などの治療にも使われる一過性の筋肉麻痺を生じさせる成分を眉間の部分や口元などしわのできやすい部分に注射して、筋肉を細くし小顔効果が得られます。
ボトックス注射が向いている人の特徴
ボトックス注射による小顔整形が向いているのは、エラの筋肉が張っていることで顔が大きく見えているという方です。
筋肉が発達しているほど、ボトックス注射によって高い効果が感じられるでしょう。
ボトックス注射のメリット
ボトックス注射のメリットは、注射のみで行う方法なので、身体へかかる負担が最小限な点です。
それによって、翌日に影響するようなダウンタイムが必要がほとんどないのもメリットです。
ボトックス注射のデメリット
ボトックス注射はメリットばかりではありません。
注入した薬剤が広がって、そのほかの筋肉にまで作用してしまうと、表情を作りにくい・笑いにくいなどのトラブルを引き起こしてしまうケースも存在するため、注意が必要です。
ボトックス注射の料金・費用
ボトックス注射の費用は、受けるクリニック・注入する薬剤の種類・量によって費用が異なりますが、1本あたり50,000〜100,000円ほどです。
ボトックス注射の効果は3〜6ヶ月ほどの一時的なもののため、効果を維持するには定期的な施術が必要になり、費用も高額化します。
小顔整形の方法③脂肪吸引
脂肪を減らして小顔にする整形には、脂肪溶解注射のほかに、脂肪吸引という方法もあります。脂肪吸引とはその名の通り、頬や顎に蓄積した脂肪を直接吸引することで、効果を実感できる施術です。
脂肪吸引が向いている人の特徴
脂肪吸引は、脂肪の存在で顔が大きく見えてしまっている方・脂肪溶解注射よりも高い効果を期待している方・一度の施術で終わらせたいという方に向いている方法といえます。
脂肪吸引のメリット
脂肪吸引のメリットは、脂肪溶解注射よりも高い効果と確実性が期待できる点でしょう。
また、物理的に脂肪を吸引するため、すぐに効果を感じることが出来ます。
脂肪吸引のデメリット
脂肪吸引は様々なメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。
デメリットの一つとして挙げられるのが、ダウンタイムの長さです。強い痛みや腫れが1週間、内出血が2週間程は目立つため、1〜2週間ほどの休みが必要になるでしょう。
また、術後は圧迫固定を最低でも術後24時間は続ける必要があり、その後は出来る限り行う必要があります。
こうした圧迫固定は止血・むくみ予防・仕上がりを良くすることを目的にしているので、怠ればこれらに影響を与えてしまう可能性が高くなります。
脂肪吸引の料金・費用
脂肪吸引も、使用する脂肪吸引のマシンの種類や受けるクリニックなどによって費用は異なりますが、頬のみの場合は250,000〜350,000円ほど、顎のみの場合は200,000〜250,000円ほど、頬と顎を同時に行う場合は400,000円前後の費用が必要です。
ただし、記載されている費用に麻酔代・術後のアフターケア代・薬代が含まれていない可能性もあるため、事前に確認を行うようにしましょう。
小顔整形の方法④フェイスリフト
しわ・たるみを改善することを目的に行われているフェイスリフトも小顔整形の方法の一つに含まれます。
これは、しわ・たるみの原因となっている皮膚や筋膜を持ち上げることでフェイスラインも上に引き上がり、小顔効果を得ることができる施術です。
フェイスラインといっても高周波やレーザーなどのマシンによるフェイスリフト、突起のついた医療用の糸を使用するフェイスリフト、切開をして直接組織を持ち上げる外科的なフェイスリフトなどがあります。
フェイスリフトが向いている人の特徴
フェイスリフトによる小顔整形は、皮膚のたるみによって顔が大きく見えている方に向いている方法といえそうです。
特に、たるみがフェイスラインまで影響している方であれば、フェイスリフトで高いリフトアップ効果と小顔効果が期待できるでしょう。
フェイスリフトのメリット
フェイスリフトは、しわ・たるみの改善と同時に小顔効果も期待できる点がメリットです。
マシンによるフェイスリフトは、翌日に影響するようなダウンタイムがほとんどない点、糸によるフェイスリフトは、日が浅いうちであれば抜糸をして元に戻すことが可能な点、切開で行うフェイスリフトは一度で高い効果が得られる点がそれぞれのメリットとして挙げられます。
フェイスリフトのデメリット
その一方で、デメリットもあります。
マシンによるフェイスリフトは切開で行うフェイスリフトほどの効果が得られない可能性があります。また、糸によるフェイスリフトでは切開を行うフェイスリフトと同等の効果が期待できる一方で、効果は数年ほどしか得られないという点がデメリットでしょう。
また、切開で行うフェイスリフトは、医師の技術力次第で、左右差・知覚麻痺・不自然な見た目になるなどの失敗・トラブルを引き起こす可能性があります。
フェイスリフトの料金・費用
フェイスリフトは最低でも150,000円以上の費用がかかります。
マシンによるフェイスリフトは、使用する機械の種類や受けるクリニックにもよりますが、1回あたり150,000〜300,000円が相場です。ただし、効果は半年〜1年ほどのため、効果が薄れてくる頃に施術を繰り返す必要があるでしょう。
糸によるフェイスリフトも糸の種類・本数・受けるクリニックで異なりますが、200,000〜600,000円ほどの費用が必要です。この方法の持続期間は数年ほどのため、他の方法と比較検討しながら施術を決めた方が良いです。
外科的なフェイスリフトの費用は800,000〜1,200,000円ほどです。施術の範囲や受けるクリニックで費用が変わってくるので、事前に見積もりを出してもらい、いくら必要かを確認しておいてください。
小顔整形の方法⑤骨切り(骨削り)
小顔整形の中で、唯一、骨格から小顔にできるのが骨切り(骨削り)です。この施術は名前の通り、頬・エラ・顎の骨を直接切ったり削ったりすることで小顔にします。
骨切り(骨削り)が向いている人の特徴
この小顔整形は、骨格によって顔が大きく見えてしまっている方に向いている方法です。
骨切り(骨削り)のメリット
骨切り(骨削り)は骨の形を直に変えられるため、高い効果を得ることが期待できます。
また、一度の施術で半永久的な効果を得られる点もメリットでしょう。
骨切り(骨削り)のデメリット
ただし、この施術は骨に手を加えているため、骨を削り過ぎたなどの失敗の修正を行うことは難しいです。
また、施術によって与える身体の負担も大きく、長いダウンタイム必要です。
骨切り(骨削り)の料金・費用
骨切り(骨削り)は大がかりで難易度も高い施術のため、費用負担が大きくなります。受ける部位や範囲にもよりますが、最低でも800,000円〜1,200,000円ほどが目安です。
この費用には麻酔代やアフターケア代、薬代、手技代など含まれていない可能性もあるため、クリニックへ事前に確認を行いましょう。
自分にあった小顔整形の方法を見つけよう
これまで紹介してきたように、「小顔整形」といってもその方法は様々です。
どの方法にも向き・不向きがあり、状態に適していなければ満足のいく結果は得られません。
そのため、まずは自分にあった小顔整形はどんな方法なのかを見つけることからはじめましょう。